インピーダンス(英:Impedance)とは、電気抵抗(電流の流れやすさ)を表す数値のことで、単位はΩ(オーム)が使われる。ヘッドホンに対して使われる際は、主にボイスコイルの抵抗値(コードの抵抗値も含む)を指す。
実はインピーダンスの大小と音質の間に相関関係はなく、重要なのは再生機器側のアンプの出力電圧および出力インピーダンスとヘッドホンのインピーダンスのバランスである。
例えば、出力側に対してあまりに低いインピーダンスのヘッドホンを使用すると、いわゆるハイ出しロー受けの状態になり、電流の供給が間に合わず音質が劣化する。また、スマホやポータブルプレーヤーのような低い電圧で駆動する機器にハイインピーダンスのヘッドホンを接続すると、音質的な劣化はないものの電圧が足らず肝心の音量が十分に得られない。
ちなみに、これらの問題はヘッドホンアンプを使用することで解決できる。