「ボッカデラベリタ」や「エバ」という曲で一躍有名となったボカロP、「柊キライ」氏の使用機材についてまとめました。筆者による各機材のレビューもございますので、併せて参考にしていただければ幸いです。
使用機材・解説
〇Apple / iMac 27inch (2020)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
Appleのデスクトップです。
詳細スペック等は不明ですが、柊キライさんはMac miniから移行する形でiMacを買った可能性が高いので、かなりの高スペック仕様になっているのではないかと思われます。
最低でも「Core i9, RAM 64GB, 4TB SSD」ぐらいにはアップグレード・カスタマイズを施しているのではないかと思います。
ちなみに、プロでもない限りはここまでのスペックは必要ありません。DTM用途でiMacの購入を考えている方は、以下のスペック表を参考にしていただければと思います。最低限以下のスペックを満たしていれば、中古モデルでも問題ありません。
- CPU:最新世代 Core i5 以上 / Apple M1
- メモリ:16GB以上(生音中心なら8GBでも可)
- ストレージ:SSD512GB以上(Fusion DriveやHDDは遅いのでオススメしません)
〇Apple / Mac mini Intel版
ソース
2020年4月に、ご本人がTwitterにて「Mac mini」の所有を示唆するツイートを投稿しています。現在は「iMac」を使っている様です。
解説
Apple が販売しているミニデスクトップPC「Mac mini」のIntelチップ搭載版です。一世代前のモデルにはなりますが、2021年8月時点ではまだ現行ラインナップに存在しています。
「Mac mini」の所有を示唆したツイートの投稿日が2020年4月と、M1搭載Mac miniの販売よりも前なので、少なくとも一世代前のIntel搭載Mac mini 以前のモデルを使っていることがわかります。
詳細スペック等は不明ですが、柊キライさんはCPU負荷の高い物理モデリング音源等を使用していますので、「Core i7, RAM:32GB, 1TB SSD」ぐらいにはアップグレード・カスタマイズを施しているのではないかと思います。
ちなみに、DTM用途でMac miniの購入を考えている方は、以下のスペック表を参考にしていただければと思います。最低限以下のスペックを満たしていれば、中古モデルでも問題ありません。
- CPU:最新世代 Core i5 以上 / Apple M1
- メモリ:16GB以上(生音中心なら8GBでも可)
- ストレージ:SSD512GB以上(Fusion DriveやHDDは遅いのでオススメしません)
ちなみに、筆者はM1チップ搭載のMac mini(SSD512GB, メモリ16GB)を使っていますが、スペック不足を感じたことは全くありません。
ただ、M1チップ搭載Macの場合は、各企業で対応が進みつつあるものの、一部のサードパーティ製プラグインが動作対応していないこともあるので、注意が必要です。
〇Apple / Logic Pro X
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
Apple社の純正DAWです。Apple製品でしか使えないことや、Apple製品との親和性が高いことから、Macを持っている人は大体このDAWを使っている印象です。
使用感としては、「Cubase」や「Studio One」に近く、オールジャンル対応型の優等生的なDAWです。
しかし、最近のバージョンでは「Ableton Live」のようなダンスミュージック制作に便利な機能が追加される等、進化を続けています。
〇PRESONUS / Studio One 5 Professional

ソース
ご本人がTwitterにて本ソフトを使っていることを公言しています(2020年5月時点)。現在は「Logic Pro X」に乗り換えているようです。
解説
スタイリッシュなUIや価格の安さからシェアを伸ばしてきている新興DAWソフトです。
Cubaseの元開発陣が「Cubaseより良いDAWを作ろう」という理念のもと開発を始めたそうなので、搭載されている機能はCubaseとよく似ています(コードトラック等)。
「Logic pro X」や「Studio One」の詳しい解説は別記事で行っていますので、こちらも併せてお読みいただけると幸いです。
〇PRISM SOUND ( プリズムサウンド ) / Titan
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
NEVE社の元エンジニア達が創業したイギリスのオーディオ機器メーカー「Prism Sound」が販売している、192kHz/24bit対応のUSB接続型オーディオインターフェイスです。
音の良さをひたすらに追求し続けた「Prism Sound」が到達した比類なき高音質、定評のあるパフォーマンス、そして、Prism Sound 独自のクロック技術「CleverClox」を搭載したことにより、世界中のレコーディング現場で使われるクオリティを誇っています。
入出力は、アナログが8ch(入力:マイクプリ4ch+ライン入力4ch;出力:ライン8ch)、デジタルは最大10chのデジタル入出力(S/PDIFもしくはAES3+ADAT使用時)を搭載しています。
〇MOTU / 16A
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
アナログ(TRS)16in/16outに加え、更に16chの拡張を可能にするデジタル(ADAT)端子を2系統搭載し、合計で32in/32outを実現した多チャンネル・オーディオインターフェイスです。
更に、AVB接続にも対応しているため、対応機器とCAT5eもしくはCAT6eケーブルで繋ぎ合わせれば、最大で128in/128outにまで拡張可能となっています。
他の特徴としては、Thunderbolt 端子とUSB 2.0(USB 3.0互換)端子の両方を搭載している他、OSの標準ドライバーで動作するよう設計されている「USBクラスコンプライアント・モード」対応機種なので、ドライバーがインストールしにくいモバイル機器等でも簡単に使用可能です。
「AVB」(Audio Video Bridging)とは、IEEE(米国電気電子技術者協会)により策定された「Ethernet経由で映像や音楽を伝送するための規格」で、その高い利便性と拡張性で普及が進みつつあるオーディオ・ネットワーク技術のこと。
Ethernetケーブルの特性上、約100m先までへのデータ送受信が可能なことや、1本のケーブルで低遅延で多チャンネルを転送できる(大量データのやり取りが得意)といった利点がある。
「MOTU AVBシリーズ」の場合は、まず本体に備え付けられたUSBもしくはThunderboltでパソコンと接続した後、更に入出力が不足している場合に、別のAVBシリーズをEthernet端子で接続することでシステムの拡張が行えるようになっています。
〇NEUMANN / KH310A RG(右用)& LG(左用)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
ドイツのプロ向けオーディオ機器メーカー「NEUMANN」の、3WAY・ニアフィールドモニターです。
35kHzまで極めて優れた低域性能を持つウーファー、特別設計のミッドレンジドライバー、そして高周波歪みの少ないツィーターにより、最低域から高音域に至るまでの全周波数域において素直で歪みのない自然なリファレンスサウンドを実現しています。
特に、ボーカルやギターを始めとする楽器など、中音域が重要なトラックを多く含んだ楽曲のマスタリング作業に最適です。
〇DMSD / DMSD60 Pro
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
高品質なインシュレーターを開発していることで有名なイタリアの「DMSD」社が販売している、ハイエンド・インシュレーターの8個セットです。
特筆すべきは、片方(4個セット)の耐荷重が180kgという点で、ほぼ全ての市販モニターを安定して載せることが可能です。
品質の良さから、多くのプロミュージシャンやレコーディングスタジオで使用されている人気商品です。
インシュレーターとは、オーディオ機器(スピーカーのような音を発する機材全般)と設置面の間に挟むこと(デカップリング)で、スピーカー本体の振動を抑えるアクセサリーです。
振動を抑えると、音質を向上させることができます。というのも、スピーカー本体の振動がデスク等の接地面に伝わると、接地面が揺れることにより反動が生じます。すると、いわば共振のような状態になり、互いが互いを揺らし合ってどんどん振動が大きくなり、音が濁ってしまう原因になってしまうのです。
ですので、接地面に伝わる振動を抑えれば共振が少なくなり、スピーカー本来のポテンシャルを発揮できるようになって音質が向上する、ということですね。
〇YAMAHA / HPH-MT8
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
YAMAHAの人気モニターヘッドホンです。原音の特性はそのままに全帯域を高解像度で再生するよう設計されたモデルで、プロアマ問わず所有者が多いです。
イヤーパッドも厚みがあり、モニターヘッドホンにありがちな側頭部への締め付け感が抑えられています。
〇FOCAL / Shape 50
ソース
ご本人がTwitterにて本機が写った写真を投稿していました(2020年6月時点)。現在は先述の「KH310A」に乗り換えているようです。
解説
フランスのオーディオメーカー「FOCAL」の、2WAY・ニアフィールドモニターです。
ウーファー・コーン部分に亜麻繊維を採用したことにより、伸びのある低域特性(50Hz)、自然な中低域ときめ細かな中高域を実現しています。また、新開発のMシェイプ/リバースドーム・ツイーターによって、きめ細やかな高域特性を有しています。
リスニング距離80cmという近距離での使用を想定したコンパクトサイズなので、6.5畳以下の部屋に最適なモデルです。
〇SHURE / SM57
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事に記載があります。
解説
アメリカの音響機器メーカー「SHURE」が販売している楽器録音用の超定番ダイナミックマイクです。
ギターアンプやスネアドラム、管楽器など様々な楽器のレコーディングに使用されていますが、その優れた高音域の抜けの良さから、会議やスピーチ用のマイクとして使われることも多いです。
また、ボーカル用に設計された「SM58」という類似機種があるのですが、高音が前に出やすいという理由で、あえて本機をボーカル用マイクとして使うボーカリストも存在します。
〇EARTHWORKS / SR25
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
アメリカのマイクメーカー「EARTHWORKS」の、主にドラムの収音を目的に開発された単一指向性スモールダイアフラム・コンデンサーマイクです。
無指向性と遜色ないフラットな周波数特性を持ち、限りなく原音に近いサウンドを実現しています。ドラムやパーカッション以外にも、ギターやベース等、あらゆる楽器の収音に適しています。
また、背面の音を見事にカットする精巧なカーディオイド・パターンを有すことからハウリング耐性が高く、ライブでも使いやすいマイクです。
〇Fender / Telecaster(型番不明)(おすすめ:American Original ‘60s Telecaster 3-Color Sunburst)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載がありましたが、「フェンダーのテレキャス」とだけ書いてあったので、詳細な型番等は不明です。 本項では筆者のオススメのFender製テレキャスをご紹介します。
解説
現行ラインナップの中で最も元祖テレキャスターに近いのが「American Original ‘60s Telecaster」です。
ローズウッド指板がスタンダードとなった60年代のテレキャスターを忠実に再現しており、ブリッジピックアップには銅メッキプレートを採用する等、造詣の深いモデルです。
「THE・テレキャス」という音を鳴らしたいという方は、本機を買えば後悔することはないでしょう。
〇Gibson / Les Paul Custom Wine Red(型番不明)(現行:1957 Les Paul Custom Reissue)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
Gibson社のレスポールギターの最上位機種となる「Les Paul Custom」は、オール・マホガニー・ボディと、ブライトなサウンド傾向を持つエボニー指板の組み合わせによるダークなミッドレンジが秀逸なモデルです。
太くて艶のあるクリーントーンからエッジの効いたドライブサウンドまで、幅広いサウンドに対応できると高い評価を得ています。
2018年にGibson社が破産申告をしたことにより、近年は流通量が激減している他、現行ラインナップの「Les Paul Custom」にはワインレッドのカラーバリエーションが存在しません。
中古市場でも人気が高い、非常にレアな1品です。
〇PRS / Custom 24 Fire Red Burst
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
PRS(Paul Reed Smith)を代表する超有名エレキギターです。1985年の登場から現在に至るまでPRSのトップ・セラーに君臨しています。
よくレスポールとストラトの中間の音だなんて言われたりしますが、本機が持つふくよかで上品なクリーントーンと、歪ませた際の高音域が煌びやかなドライブサウンドは、唯一無二の物だと筆者は思っています。
廉価版のS2シリーズ、エントリー向けのSEシリーズにも「Custon24」の名前を冠したモデルが販売されていますので、予算に合わせて購入することができます。
〇Fender / AMERICAN ACOUSTASONIC STRATOCASTER
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
Fenderが販売している、アコースティックギターとエレキギターを融合させた次世代型ギターシリーズ「American Acoustasonic」のストラトキャスターモデルです。
5WAYセレクターにより、エレキギター(ストラト)の音が出るモード、アコースティックギターの音が出るモード、そしてこの2種の音をブレンドした音など、計5つのモードを切り替えて演奏することができます。
また、各モードには2つのサウンドバリエーションが用意されており、Modノブで無段階調整(ブレンド)が可能です。
以下の動画で音を確認できます。
〇Furch / YELLOW RS-SR
ソース
ご本人がTwitterにて本機が写った写真を投稿していました。
解説
ソロスタイルのギタリストに絶大な人気を誇るチェコのギターメーカー「Furch」の、ドレッドノートタイプのアコースティックギターです。
アタック感と歯切れのあるサウンドが特徴的で、ビート感のあるリズミカルな演奏に適しています。
〇フェンダーのジャズベース(型番不明)(おすすめ:American Original ‘70s Jazz Bass)

ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載がありましたが、「フェンダーのジャズベース」とだけしか書いてなかったので詳細な型番等は不明です。 本項では筆者のおススメするジャズベースをご紹介します。
解説
Fender製ジャズベースの現行ラインナップの中で一番人気なのが本機「American Original ‘70s Jazz Bass」です。
スラップ奏法が確立された1970年代に、スムーズな演奏性と、唸るようなミッドレンジ、音抜けの良い明瞭な高域を持つことで人気を博した当時のジャズベースを再現しています。
当時のモデルの伝説的なスタイリングとトーンを有するだけでなく、現代のプレイヤーが求めるプレイアビリティにも完璧に対応するプロフェッショナルモデルです。
〇Fractal Audio Systems / Axe-Fx III MarkII

ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
有名なアンプやストンプボックスのサウンドを再現できるプロセッサーを開発している「Fractal Audio Systems」のフラッグシップモデル・オールインワンプロセッサーです。
アンプやエフェクター等のギター・ベースプレイに必要な全ての機材を搭載しているため、レコーディングからライブまでを1台で可能です。
また、アンプだけのシンプルなものから大型のペダルボードと同じくらい複雑なものまで、合計で1024個のプリセットが内臓されていますので、各パラメータを調整しての音作りが苦手という方でも、プロレベルのサウンドで演奏が可能です。
〇Gamechanger Audio / Plasma Rack
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
ギター・ベース用ストンプペダルを中心に展開する新興メーカー「Gamechanger Audio」の、ラック型ディストーションエフェクターです。
他社製品の追随を許さないレベルの高電圧処理により、非常に大きな歪み効果を発生させて幅広い倍音とサチュレーション効果を得ることができます。
ギター用エフェクターとして分類されていますが、キックやスネア、ボーカル、そしてベースにも適しています。適しているというより、「本機にかかれば歪ませられない音はない」といった方が正しそうです。
〇YAMAHA / 電子ピアノ(型番不明)(おすすめ:P-125)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載がありましたが、「ヤマハの電子ピアノ」とだけしか書いてなかったので詳細な型番等は不明です。 本項ではお勧めのヤマハ製電子ピアノをご紹介します。
解説
YAMAHAのベストセラー電子ピアノ「Pシリーズ」の最新モデル「P-125」です。
グランドピアノの演奏感に近いグレードハンマースタンダード(GHS)仕様の88鍵盤を搭載している他、広がりのあるサウンドを実現する2Wayスピーカーや、テーブルの上に設置した時に最適なサウンドへと調整してくれる「テーブルEQモード」を搭載しています。
本機はMIDI端子は非搭載ですが、USB接続でパソコンで繋ぐことによってMIDIデータのやり取りが可能です。
「がんがんピアノを弾きながらDTMをやりたい!でもMIDIキーボードはちょっと弾きづらいんだよなぁ…」という方には、本機のようなグランドピアノの演奏感に近い電子ピアノをお勧めします。
〇JOMOX / MBase01(現行:MBase11)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
1965年創業の歴史あるドイツのアナログ楽器メーカー「JOMOX」のバスドラム・キック専用音源モジュールです。
テクノやダンス・ミュージックのミュージシャンから圧倒的支持を得ている「Roland TR-808」や「TR-909」の音はもちろん、凄まじい音圧のパワフルなバスドラムからソフトなバスドラムまで、バリエーション豊かなプリセットが100個収録されています。
また、8種類の波形が使えるLFOやコンプレッサーを使って、オリジナルのキック音を作成可能です。
ユーザーバンクも別に10個あるので、保存していつでも呼び出し可能です(元々あるプリセットに上書きも可能)。
〇MOOG / Subsequent37
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
「Subsequent 37」は、 2014年に同社が販売開始したアナログシンセ「Sub37 Tribute Edition」のマイナーチェンジモデルです。
サウンドや外観に違いはありませんが、より弾き心地の良い鍵盤を採用したり、ミキサーセクションに改良を加えたことにより波形が飽和しにくくなっていたり、ヘッドホンの出力が高められていたりなどの改良が加えられています。
以下「Sub37 Tribute Edition」の解説です。
Sub37 Tribute Editionは、同社が2013年に発売したアナログシンセ「Sub Phatty」を、2ノート・パラフォニック仕様(2つのオシレーターを独立して発音させることにより2ボイスを実現する技術。疑似的なポリフォニックとも言える。)にグレードアップしたモデルです。
より直感的にコントロールできるようにノブやスイッチの数を大幅に増やしたり、鍵盤数も25鍵から37鍵に増設するなどの改良も加わっています。
「Sub Phatty」譲りの伝統的なMoogサウンドはもちろん、複雑なモジュレーションを施したサウンドメイキングも可能です。
〇ROLAND ( ローランド ) / AE-30 Aerophone Pro
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
サックスをベースに開発された「Roland」のウインドシンセサイザー「Aerophone シリーズ」のフラッグシップモデルです。
運指及びキー配列は通常のサックスと同じなので、サックス経験がある方はすぐに演奏することができます。また、本物のサックスと違ってリードが無く、吹けば音が出るので、サックスよりも簡単に演奏できます。
Rolandが誇る「SuperNATURALアコースティック音源」と「ZEN-Core音源」を内蔵しており、ソプラノ、アルト、テナーサックスや、生々しいトランペット、リアルな民族楽器の新規モデリング音色などを鳴らすことが可能です。
〇RUPERT NEVE DESIGNS / 5059 Satellite
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
「Neve Electronics」の創業者ルパート・ニーヴ氏が2005年に新たに創業した「RUPERT NEVE DESIGNS」が開発したサミングミキサーです。
同社のフラッグシップコンソールである「5088」や、「PorticoIIシリーズ」に採用されている高品質な数々の回路やカスタムトランスによって構成されており、特別な温かみと存在感のある「Neve」伝統のサウンドをトラックに付与できます。
16の各入力チャンネルにボリューム、パン、インサートを装備しているほか、それとは別に独立した2系統のステレオ出力を装備しています。
そしてこのステレオ出力には、それぞれに倍音成分を調整する「Textureコントロール」が搭載されています。
従って、ノブの回し加減を変えることで2つの異なったステムミックスを作り、比較することが可能です。
サミングミキサーとは、EQやプリアンプといった回路(機能)を持たず、純粋にライン入力の音をまとめるだけに特化したミキサーのこと。
アナログ独特のサウンド、分離感等を生み出すと言われており、中には「5059 Satellite」のように積極的に倍音や分離感を付与する機能が付いている機種もある(このような機種は、厳密にはサミングミキサーとは言わないかもしれない)。
ミキシングの品質に拘ってコストをかけている製品が多いので、高価なモデルが多い。
〇RUPERT NEVE DESIGNS / Portico II MASTER BUSS PROCESSOR

ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
「Neve Electronics」の創業者ルパート・ニーヴ氏が2005年に新たに創業した「RUPERT NEVE DESIGNS」が開発した、多機能マスタリングプロセッサーです。
同社の人気アナログコンソール「5088」や「Portico II Channel」で採用されている高電圧駆動とクラスAディスクリート回路をベースにして開発されました。
2基のコンプレッサー、シンプルなリミッター、ステレオ感を調整するステレオ・フィールド・エディターを駆使して、重低音の効いたEDMサウンドのミックスから繊細な室内管弦楽のマスタリングに至るまで、ジャンルや用途を問わず幅広く対応できます。
〇RUPERT NEVE DESIGNS / SHELFORD CHANNEL
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
「Neve Electronics」の創業者ルパート・ニーヴ氏が2005年に新たに創業した「RUPERT NEVE DESIGNS」のチャンネルストリップです。
「1073」などのビンテージ名機のような高域と低域、そして存在感のある中域を実現した、新開発のトランスフォーマーゲインとクラスAマイクプリアンプを中心に構成されています。
他にも「クラシックサウンドの最高峰」と評される「Shelford 5052」のイコライザーや、音色を重視したコンプレッサーなど、新旧を織り交ぜた最高技術がふんだんに盛り込まれています。
〇Bettermaker / Mastering Equalizer
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
ポーランドのプロフェッショナル向けアウトボード・メーカー「Bettermaker」が開発した、マスタリング用イコライザーです。
100%アナログ回路でありながら、各パラメータコントロールはバックライト機能付き5インチタッチスクリーンと、4つのプッシュアクション付きエンコーダーから行うという、アナログとデジタルの良い所取りをしたハイブリッド製品です。
また、リモートコントロール用のプラグインが用意されているため、本体を弄らなくともDAW内でコントロールが可能です。
〇Bettermaker / Mastering Limiter
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
ポーランドのプロフェッショナル向けアウトボード・メーカー「Bettermaker」が開発した、マスタリング用リミッターです。
100%アナログ回路でありながら、各パラメータコントロールはバックライト機能付き5インチタッチスクリーンと、4つのプッシュアクション付きエンコーダーから行うという、アナログとデジタルの良い所取りをしたハイブリッド製品です。
同時使用可能な、異なるサチレーション効果を得ることができる2種類のカラーモジュールが搭載されているのが特徴です。奇数倍音を中心に調整可能な「Color 1」と、偶数倍音を中心に調整可能な「Color 2」があります。
また、リモートコントロール用のプラグインが用意されているため、本体を弄らなくともDAW内でコントロールが可能です。
奇数倍音:音の輪郭や明瞭度に影響を与える倍音。
偶数倍音:音を聴いた際の精神的安らぎや安定感に影響を与える倍音。
マルチ音源
〇Native Instruments / KOMPLETE 13

ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
音楽制作に必要なあらゆるサウンドを全て備えた業界標準の総合音源です。このバンドルとDAWだけで曲を作っているプロもいるほどです。
収録されている音源やエフェクトの数によってグレードが分けられているので、予算に合わせて選ぶとよいでしょう(後から上位版へアップグレードが可能です)。
ちなみに無印版には、68個のインストゥルメント&エフェクトに、24種類のExpansions(サンプルパック)という、合計で35,000以上のサウンドが収録されています。
オーケストラ・ブラス音源
〇SampleModeling / The Trumpet 3
ソース
ご本人がTwitterで、「ラブカ」の管楽器セクションに使用したとツイートしています。
解説
SWAMシリーズで有名な「Audio Modeling」社とかつて提携関係にあった「Sample Modeling」社のKontakt専用物理モデリング・ストリングス音源です(社名は似ていますが、現在は両社の間には一切の関係がないようです)。
音のリアルさに定評があり、2021年現在で最も評価の高いトランペット音源の一つです。
物理モデリングということもあり、容量や消費メモリ量は少ないのですが、CPU負荷が非常に高いので動作環境の確認が必須です。
現在の主流ソフト音源は「サンプリング音源」というもので、録音された楽器の音声データをMIDIノートに合わせて発音するという仕組みです。
一方で「物理モデリング音源」というのは、デジタル演算によって実際の楽器をバーチャルで再現して発音するという画期的な仕組みになっています。
音の表現力では物理モデリング音源が勝りますが、その反面楽器に対する知識がないとリアリティのある音を出すことが難しいというデメリットがあります。
他にも、物理モデリング音源はデータ容量がサンプリング音源と比べて非常に小さいというメリットがある一方で、演算負荷が高いのである程度のCPUパワーが必要というデメリットがあります。
〇Audio Modeling / SWAM Solo Woodwinds
ソース
ご本人がTwitterで、「ラブカ」の管楽器セクションに使用したとツイートしています。
解説
「Audio Modeling」社が販売している物理モデリング音源「SWAMシリーズ」に属す4つの木管楽器音源「SWAM Flutes, Double Reeds, Clarinets, Saxophone」を一つに収録したバンドルです。
各パッケージに収録されている楽器は以下の通りです。
- SWAM Flutes:フルート、アルトフルート、バスフルート、ピッコロ
- SWAM Double Reeds:オーボエ、イングリッシュホルン、ファゴット、コントラファゴット
- SWAM Clarinets:クラリネット、バスクラリネット
- SWAM Saxophone:ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス
ピアノ・キーボード音源
〇SPECTRASONICS / Keyscape
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
アメリカのソフトウェアメーカー「SPECTRASONICS」が販売する大人気キーボード音源です。
「YAMAHA C7」や「Fender Rhodes」などを始めとした36種類もの鍵盤の名機をモデリングしており、鍵盤楽器音源はこれ一つで困ることはないでしょう。
また、こちらのソフトは、同社が販売しているシンセサイザー音源「Omnisphere」と連携することが可能です。
シンセサイザー音源
〇XFER RECORDS / Serum
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
近頃の第一線で活躍されているプロミュージシャンで使っていない人はいないんじゃないかというレベルで使用者が多いウェーブテーブル方式シンセサイザー音源です。
非常にくっきりとしたデジタル感のある音が特徴的で、EDMからFuture Bass、ポップスと幅広いジャンルで使用されています。
各社・各個人からプリセットパックが多数配布されているので、これから初めてシンセ音源を買おうとしている初心者の方にもオススメできます。
〇SPECTRASONICS / Omnisphere 2
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
アメリカのソフトウェアメーカー「Spectrasonics」社の、大人気フラッグシップ・シンセサイザー音源です。
オケに馴染みやすい、あらゆるジャンルに対応するサウンドやプリセットを大量に内蔵しており、出せない音はないとまで言われています。その数なんと14000以上で、総容量は56GBとなっています。
また、本ソフトは世界で唯一、ハードウェアシンセとの統合が可能な「Hardware Synth Integration」という機能を持っており、ハードウェアシンセを使用して「Omnisphere」を操作することができます。
ドラム・パーカッション音源
〇Plugin Boutique / BigKick
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
海外のプラグイン販売サイト「Plugin Boutique」が、オリジナルで開発したキックドラム・シンセサイザー音源です。
非常にシンプルな操作で音色を作ることができる上に、完成した音はドラッグ&ドロップでDAWに貼り付けることが可能です。
また、2つまでサンプル素材をレイヤー可能なので、自前のサンプル素材とBigKickに内臓されている110個のプリセットをレイヤリングすることもできます。
ダンスミュージックを制作する人には必携とまで言われている、時短キック音源ソフトです。
〇SonicAcademy / Kick 2
ソース
ご本人がTwitterにて、本ソフトを使用しているとツイートしています。
解説
楽曲制作講座からプラグインの販売まで、音楽制作にまつわる事業を幅広く展開する「SonicAcademy」の定番のキックドラムシンセ音源です。
ジャンルやアーティスト別にキックサウンドのプリセットが多数収録されており、シンセの音作りに不慣れな方でも簡単にプロ級のキックを楽曲に取り入れることができます。
作曲初心者向けに講座を開いていることもあって、プラグインも初心者に使いやすいシンプルなUIになっています。
〇TOONTRACK / SUPERIOR DRUMMER 3
ソース
ご本人がTwitterにて、本ソフトを使用しているとツイートしています。
解説
スウェーデンのソフトウェアメーカー「TOONTRACK」の大人気ドラム音源です。
約350種、総容量235GBにも及ぶ未加工の超リアルなドラムサウンドが収録されており、その音質とあらゆるジャンルに対応可能な汎用性で、最強のドラム音源として高い評価を集めています。
大量のMIDIデータも収録されているので、今まで作ったことのないジャンルの定番フレーズも、すぐに楽曲に取り入れることができます。
更に、適当に叩いたフレーズに近いMIDIパターンを探してきてくれる「Tap2Find」や、 ドラムループ素材や生でレコーディングしたドラムトラックのオーディオデータをMIDIデータへ変換してくれる「TRACKER」等、便利な機能がたくさん搭載されています。
また、別売りで20種類以上の拡張音源が用意されており、より激しいメタル系ドラムキットやオーケストラ系キット、著名ドラマーが監修したドラムキット等を追加可能です。
ボーカロイド
〇GYNOID ( ガイノイド ) / VOCALOID4 Library v4 flower 単体版
ソース
ゲストボーカルを迎えた楽曲以外では、一貫して「v4 flower」を使っています。また、ゲストボーカル楽曲を作る際も、仮オケは「v4 flower」で制作しているみたいです。
解説
ロックに特化したパワフルな声が特徴の「VOCALOID4」用歌声ライブラリです。
声優は非公表ですが、中性的な声色が特徴的で、少年のように伸びる中〜高音域と、憂いを帯びた切ない低音域を兼ね備えています。
使用するには「VOCALOID 5」もしくはクリプトン製の歌声ライブラリに付属する「Piapro Studio」が必要です。本ソフト単体では使用できないのでご注意ください。
サンプルパック
〇reFX / Vengeance Sound EDM Essentials No.1
ソース
ご本人がTwitterにて、本サンプルパックに含まれるスネアをよく使用しているとツイートしています。
解説
EDM界隈では非常に有名な「Vengeance Sound」の、EDMに必要な2800以上のサウンドを収録した大定番サンプルパックです。
重低音のキックから、肉厚なスネア、タイトなクラップ、ライザーエフェクト、ボーカルシャウト等々、即戦力級のサウンドを網羅した本サンプルパックは、本格的にEDMを制作しようと考えている人には必携です。
バンドル
〇A.O.M.Plugin / Total Bundle (1-year license)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
東京に拠点を置くプラグイン開発メーカー「A.O.M Plugin」が販売している全てのプラグインが使用可能となるバンドルです。
合計で1250$(無期限ライセンスの場合)する9個のプラグインを、1年間100$で使用することができます。
注意としましては、「Total Bundle」は購入日から起算して1年間(375日間)だけ利用できる1年ライセンスのみの販売となっていますので、1年ごとに更新手続きが必要です。
無期限ライセンスが欲しい場合は各プラグインを1個1個単体で購入する必要があります。12年以上使い続ける見込みがある方、もしくは全部は必要ないという方は個別で無期限ライセンスを購入するのが良いと思います。
〇Waves 色々(おすすめ:Horizon Bundle)
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載がありましたが、「Waves いろいろ」とだけ書いてあったので詳細は不明です。 本項では筆者のオススメのWavesバンドルをご紹介します。
解説
「Waves Horizon」は、スタンダード・プラグインバンドルである「Platinum」をベースに、アナログビンテージ機材をエミュレートしたプラグインを中心に追加収録したプロフェッショナル向けバンドルです。
Wavesが誇る最先端のマスタリングプラグイン「L3-16」や、4つのビンテージ・アナログコンプレッサーを忠実にモデリングしたプラグイン・バンドル「CLA Classic Compressors」、伝説的な超希少真空管コンプレッサーをモデリングしたプラグイン・バンドル「JJP Analog Legends」などを含めた、83種類のプラグインを収録しています。
Wavesバンドルシリーズの中で最もコストパフォーマンスが良いと言われており、初心者向けバンドル「Gold」と人気を二分しています。
〇Cableguys / ShaperBox 2 Bundle
ソース
2020年1月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「オートファジーのイントロのあの音」というタイトルの記事、に本ソフトを使用したとの記載があります。
解説
EDM系アーティストを中心に人気を集めているドイツのプラグイン・メーカー、「Cableguys」が開発した7つのエフェクターが搭載されたマルチエフェクト・プラグインです。
エフェクトのタイプを選んだら、クリック&ドラックでLFO波形を編集するだけという簡単操作なので、初心者からプロまで愛用者が非常に多いです。
各プラグインを単体で購入することもできますが、その場合は「ShaperBox 2」からその機能だけを抜き出した物を購入する、という形になります。
- TimeShaper 2:時間系変化に特化したエフェクト。テープストップや、スクラッチ、スタッター効果が得られる。
- VolumeShaper 6:マルチバンド・コンプレッサープラグイン。簡単にサイドチェイン効果が得られる。
- FilterShaper Core 2:アナログ・フィルターの効果が得られるエフェクト。28種類のフィルタータイプを搭載。
- PanShaper 3:オートパン(周期的に音が左右に揺れる効果)エフェクト。
- WidthShaper 2:ステレオイメージャー。時間軸でステレオ感をコントロールできる。
- CrushShaper:ビットクラッシャー(サンプリング周波数やビット数を落とす事でローファイ感を演出するエフェクト)
- DriveShaper:マルチバンド・ディストーションプラグイン。10種の多彩な歪みスタイルから選択可能。
マルチエフェクト
〇iZotope / Ozone 9 Advanced
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に「iZotope Ozone9」と記載がありました。エディションは不明ですが、恐らく最上位版を使っていると思われます。
解説
人工知能を活用したプラグインソフトを開発していることで有名な「iZotope」社が販売しているマスター・プラグインエフェクトです。
AIによる自動マスタリング機能「Master Assistant」を搭載しているため、マスタリング知識のない初心者にとっては非常に強い味方となるソフトます。
プロの間でも「とりあえずAI機能を使ってマスタリングし、そこから自分で微調整する」という作業時間短縮のためのプラグインとして使用者が非常に多いソフトです。
全部で「Elements・Standard・Advanced」という3つのグレードが存在しますが、目玉機能である「Master Rebalance」や「Low End Focus」は「Advanced」でないと使えないので、基本的には「Advanced」一択だと思います。
コンプレッサー・リミッター
〇Xfer Records / OTT
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事に記載があります。
解説
「Serum」で有名な「Xfer Records」社が無料で配布している3バンド仕様のマルチバンドコンプレッサー・プラグインです。
パリッとした音質が特徴で、9つのつまみと中央の画面のみというシンプルな見た目で操作感にも優れています。
KSHMR や Deadmau5 などの有名プロデューサーも使用していることが知られています。無料なのでとりあえずダウンロードしておきましょう。
〇Venn Audio / V-Clip
ソース
キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「オートファジーのイントロのあの音」というタイトルの記事、に本ソフトを使用したとの記載があります。
解説
フリーのミックス・マスタリング用プラグインを中心にリリースしている「Venn Audio」の、有料クリッパー・プラグインです。
様々なクリップのタイプが用意されていますので、トラックに適用して倍音を付与するサチュレーションツールとしても、マスタリング時に音圧を底上げするマキシマイザーとしても適しています。
ちなみに、本ソフトは同社が無料で配布している「Free Clip」をブラッシュアップし、有料版としてリリースしたものになります。使用感を確認したい方は、まずは「Free Clip」を使ってみてはいかがでしょうか。
リバーブ
〇Zynaptiq / ADAPTIVERB
ソース
2020年1月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「オートファジーのイントロのあの音」というタイトルの記事に、本ソフトが写ったキャプチャー画像が掲載されています。
解説
ドイツのプラグインエフェクト・メーカー「Zynaptiq」が開発した、リフレクションに依存しないタイプのリバーブプラグインです。
本ソフトは、従来の反響(リフレクション)を利用した音響空間モデリング(実際の部屋等の空間における音響特性をソフト上で忠実に再現すること)とは異なり、AI学習やレイトレーシング技術等を用いて人工的にリバーブ効果を生み出すことに重点を置いています。
これにより、通常のリバーブに存在する不協和音等の濁りが発生しなくなり、強めのロングリバーブをかけても音の抜けが悪化することはありません。
むしろ、本ソフトには元のトラックに存在するノイズを自動的に除去する機能があるので、リバーブプラグインなのに、逆に音の抜けが良くなるという画期的なソフトになっています。
ノイズリダクション
〇iZotope / RX 8 Advanced
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に「iZotope Ozone9」と記載がありました。エディションは不明ですが、柊キライさんの音作りに対する投資具合を鑑みると、最上位版の「Advanced」を使っているのではないかと思います。
解説
「iZotope」社がリリースしている業界標準のオーディオリペアツールです。
AIによる自動オーディオファイル修正機能「Repair Assistant」を搭載しており、修正したいファイルを読み込むと自動でノイズを検知し、いくつかの適したツールを適用した3種類のノイズ除去後のオーディオファイルを提示してくれます。
その3種類の中から気に入った1つを選ぶのですが、選んだ後に各種ツールを使って手動で微調整することも可能です。初心者にとっては強力な味方ですし、中級者以上の方にとっては強力な時短ツールになりますね。
それらのツールの例としては、録音したギター・ボーカルトラックに含まれるノイズを消すことができる「Guitar De-noise」や、トラックのラウドネス値を各種ストリーミングサイトのラウドネス基準に一瞬で調整できる「Loudness Control」等が挙げられます。
全部で「Elements・Standard・Advanced」の3つが存在しますが、「Advanced」は映像作品におけるオーディオ編集等の高度な用途への使用が想定されており、通常の音楽制作のみであれば「Elements」か「Standard」が推奨されています。
〇ACIDLAB / miami
ソース
2021年6月に柊キライさんのPixiv Fanboxにて投稿された「使用機材」というタイトルの記事内に記載があります。
解説
リズムマシンやアナログシンセを手掛けるドイツの「ACIDLAB」が開発した、「Roland TR-808」と同等の音源回路を採用したMIDI対応アナログドラムマシンです。
「TR-808」の構成に準拠した11系統のアナログリズム音源やシーケンサー機能を搭載している他、レイアウトもオリジナルに近いものになっていますが、完璧なクローンという訳ではなく、現代の音楽制作に必要な機能が追加されているのが本機の特徴です。
例えば、シャッフル機能の搭載、キックドラムのロングディケイ対応、MIDIシンク&外部MIDIトリガー機能などが追加されています。
〇BEHRINGER / RD-8 アナログリズムマシン
ソース
2020年3月にご本人がTwitterに本機の写真を投稿していました。しかし、2021年6月に投稿されたPixiv fanboxの「使用機材」 という記事では、本機と同じ「TR-808」のクローンである「ACIDLAB / miami」の名前があります。
現在は両方を併用しているか、「Miami」をメインに使っているのだと思います。
解説
音響機器を広く手掛けるドイツのメーカー「BEHRINGER」がリリースしているMIDI対応アナログリズムマシンです。リリースが2020年1月と、「TR-808」クローンの中では最も新しい製品です。
メーカー自身ははっきりと言及していませんが、見た目やサウンドからして明らかに「Roland TR-808」のクローンです。特に見た目に関しては、各パーツの色配列が逆になってるぐらいではないでしょうか。
「TR-808」サウンドを再現した16種類のドラム音源を内蔵しているだけでなく、オリジナルには無かった64ステップのシーケンサーや、LEDディスプレイで確認できる音色のパラメーター機能等、 現代の音楽制作に必要な新機能が追加されています。
似たような製品に「Acidlab」社の「Miami」がありますが、どちらがオリジナルの音に近いかで言えば「Miami」に軍配が上がります(価格差が4倍ほどあるので無理もありませんが・・・)。
ただ、見た目は「RD-8」の方が似ていますし、安価かつ在庫も豊富で手に入れやすいという利点があります。
〇LP / LP430 カスタネット ハンドル付
ソース
柊キライさんのPixiv Fanboxに投稿された「最近買ったもの&今日tiktokにあげた曲のwav」という記事内で本製品が紹介されています。
解説
1964年にアメリカで設立された、世界的に有名なドラム・パーカッションのメーカー「LP(ラテンパーカッション)」社の、ハンドル付きカスタネットです。
窯で丁寧に乾燥させたローズウッドを使用することで、優れたデザインとサウンドを兼ね備えています。
本体が丈夫なナイロンコードでハンドルに固定されており、勢いよく振って使うことも可能なので、素早いフレーズの演奏にも対応できます。
〇HOHNER / MARINEBAND 1896/20X 10ホールズハーモニカ/A
ソース
柊キライさんのPixiv Fanboxに投稿された「最近買ったもの&今日tiktokにあげた曲のwav」という記事内で本製品が紹介されています。
解説
1857年に創業したドイツの老舗楽器メーカー「HOHNER」の大定番ハーモニカです。
1896年にリリースされて以来、現代に至るまでブルースやロックのミュージシャンを中心に高い評価を得ており、ジョン・レノンが愛用していたことでも知られています。
おすすめの1曲
〇ラブカ? / 柊キライ feat.flower
参照ツイート・動画・記事



シンセベースは確か
— 柊キライ (@Kirai_dark) December 11, 2020
・saw波のベース(Legend)
・三角波のベース(Massive)
・sine波サブベース(serum)
を組み合わせていますね
エレクトロのドラムは
— 柊キライ (@Kirai_dark) November 24, 2019
BigKick(キック)
Kick2(スネアとタム あまり使わないです)
reFXのVENGEANCE(スネアをよく使います)
Battery(サンプルのエンベロープの調整用)
を組み合わせて使っていますね