1月15日 商品リンクのエラーが解消されました。

【削除 / Sakuzyo】使用機材・解説(71製品)

同人音楽制作レーベル「Diverse System(ディバースシステム)」に所属する有名作曲者「削除」さんの使用機材についてまとめました。

筆者による各機材の解説もございますので、併せて参考にしていただければ幸いです。

目次

PC環境

Windows Desktop PC

詳細情報

情報源

人に組み立ててもらったという旨のツイート(参照)もあるので、恐らくは自作PCだと思われます。

説明

Core i9-10920Xは、Intelが展開するHEDT(HIGH END DESKTOP)向けCPUシリーズ「Core X」より、2019年12月13日に発売されたCPUです。第10世代Core i9シリーズの中の1つであり、上から3番目のグレードに位置しています(ミドルローモデル)。

12コア24スレッドで動作し、クロック周波数は3.5Ghz(Turbo Boost使用時最大4.8GHz)というハイエンドPCに相応しいスペックを有しています。

このCPUにしても256GBという大容量RAMにしても、音楽制作用PCとしては非常にハイスペックな部類で、一般的にはここまでのスペックは必要ありません。

削除さんはCPU/メモリ負荷の高いモデリング音源やプラグインを多数使用する上に、トラック数も200を超えることが多いことから、このようなハイスペック構成にしたとのことです。

これからDTMを始めようとしている人は、以下の目安表を参考にPCを選べば問題ないと思います。予算がある方は「メモリ→ストレージ→CPU」の順でグレードを上げていくと良いでしょう。

DTMに必要なPCスペック
  • CPU:最新世代 Core i5 / Ryzen 5 / Apple M1以上
  • メモリ:16GB以上(生音中心なら8GBでも可)
  • ストレージ:SSD512GB以上(サブストレージとしてならHDDもあり)

DAW

PreSonus / Studio One 5 Professional

詳細情報

情報源

説明

スタイリッシュなUIや価格の安さから、徐々にシェアを伸ばしてきているDAWソフトです。Cubaseの元開発陣が「Cubaseより良いDAWを作ろう」という理念のもと開発を始めたそうなので、搭載されている機能はCubaseとよく似ています(コードトラック等)。

詳しい解説は別記事で行っていますので、こちらも併せてお読みいただけると幸いです。

オーディオインターフェイス

FOCUSRITE / Scarlett 18i8 (gen. 3)

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付動画に本製品が映っています。「AIR/INST/PAD」ライトがトライアングル状に表示されていることから、「Scarlett 18i8 (gen. 3)」だとわかります。

説明

イギリスに拠点を置くオーディオメーカー「Focusrite」が展開するUSBオーディオインターフェイス「Scalett シリーズ」の内の一つで、18in/8outの入出力系統を備えたモデルです。

アナログ端子が「コンボ端子のマイク/ライン入力×4、TRSフォンのライン入力×4/ライン出力×4、ヘッドフォン出力×2」、デジタル端子が「MIDI入出力×1、S/PDIF入出力×1、ADAT入力×1」という構成となっています。

また、本製品には本体価格よりも高い「HITMAKER EXPANTION」という1,300$相当のソフトウェアバンドルが付属するので、非常にコストパフォーマンスが良いです。もはや本体がバンドルのおまけレベルです。

ちなみに、3rd Genは第三世代という意味で、2019年夏から販売開始となった最新モデルを指しています。同社の有名マイクプリアンプ「ISA」のサウンドを再現できる「AIRモード」の追加や、接続方式がUSB Type-Cに変更される等の改良が加えられています。

ヘッドフォン・スピーカー

audio technica / ATH-M50x Black

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付動画に本製品が映っています。

説明

業務用モニターヘッドホンとして高い評価を得ている「AUDIO TECHINICA / Mシリーズ」の、ハイエンドモデルです。

優れたコストパフォーマンスからプロアマ問わず使用者が多く、2019年には全世界累計販売数が100万台を突破しました。

スタジオモニターヘッドホンらしい広帯域でフラットな特性は、スタジオレコーディングやミキシングはもちろん、DJやトラックメイカーにもおすすめです。

YAMAHA / HS5

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。

説明

YAMAHAが展開するモニタースピーカー「HS Series」の、5インチ・2WAYパワードモニターです。

非常にフラットな音質が特徴で、モニタースピーカーとしての基本をしっかり押さえたオススメの製品です。

ちなみにYAMAHAには「MSP Series」というモニタースピーカーもありますが、そちらはプロフェッショナル用途として開発されているのに対し、HS Seriesは「HS=Home Studio」という様に、自宅での使用を想定して開発されたという違いがあります。

MIDI入力機器

Roland / A-88

詳細情報

情報源

説明

Rolandがかつて販売していた、フラッグシップ・88鍵MIDIキーボードです。「アイボリー・フィールG鍵盤」によって実現された本格的なピアノタッチや、視認性の優れたコントローラーを備えていたことから人気がありました。

2020年3月下旬からは後継機となる「Roland / A-88MK2」が販売されています。基本設計はそのままに、同社の電子ピアノにも搭載されているPHA-4(プログレッシブ・ハンマー・アクション)鍵盤の採用採用や、フルカラーLEDを備えたノブとパッドを8つずつ搭載するなど、全体的にブラッシュアップが施されたモデルとなっています。

KORG / microKEY2-37

詳細情報

情報源

説明

KORGの定番MIDIキーボード「microKEY2」シリーズの37鍵モデルです。本シリーズとMIDIキーボードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

ソフトウェア音源

マルチ音源・バンドル

Native Instruments / KOMPLETE 13 ULTIMATE

詳細情報

情報源

説明

音楽制作に必要なあらゆるサウンドを全て備えた業界標準の総合音源「KOMPLETE」のフラッグシップエディションです。音楽クリエイターの間ではデファクトスタンダードとなっています。

収録されている音源やエフェクトの数によってエディションが分けられているので、予算に合わせて選ぶとよいでしょう(後から上位版へアップグレードが可能です)。

ちなみにUltimate版には、118個のインストゥルメント&エフェクトに、39種類のExpansions(サンプルパック)という、合計で67,000以上のサウンドが収録されています。

Kilohearts / Ultimate

詳細情報

情報源

「Kiloheartsのプラグイン全部買ってる」という記述から、Kilohearts社の全プラグインを収録したバンドル「Ultimate」を所有しているものと見られます。

説明

スウェーデンのプラグインメーカー「Kilohearts」社の全部入りバンドルです。個別に集めると$1209かかるところ、バンドルだと半額以下の399$で入手可能です。(セール時には更に安くなります)。

収録製品
  1. Phase Plant:モジュラーシンセサイザー
  2. Multipass:マルチバンド・Snapin1Kiloheartsが開発しているプラグインエフェクトのシリーズ、または規格の名称。同社の「Phaze Plant」や「Multipass」はそれらSnapinエフェクトのホストとしても機能するため、ホスト内でモジュラーのように複数のSnapinを組み合わせることが可能。また、SnapinエフェクトはDAWに直接読み込んで通常のVST/AUプラグインとしても使用できる。ホスト
  3. Snap Heap2Multipassからマルチバンド機能を除いた簡易版。Snapinホスト(Phase Plant、Multipass、あるいはSnapheap自体)からSnapinの一つとしてロードすることも可能。:Snapinホスト
  4. Disperser:フィルター(トランジェントシェイパー)
  5. Faturator:ディストーション
  6. Convolver:コンボリューションリバーブ
  7. Carve EQ:31バンド・グラフィックEQ
  8. Slice EQ:パラメトリックEQ
  9. Kilohearts Essentials(30種類のSnapinプラグインエフェクトを収録した無料バンドル)

ギター・ベース

AMPLE SOUND / AMPLE GUITAR T III

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説明

中国のソフトウェア音源メーカー「AMPLE SOUND」が展開する大人気ギター音源シリーズ「AMPLE GUITAR」の内の1つであるアコースティックギター音源です。

アコギ音源は全部で4種類販売されており、末尾のアルファベットで識別可能です。「Taylor 714 CE」をサンプリングしたものは「T」、「Gibson SJ-200」は「SJ」、「Martin D-41」は「M」、「Taylor 956 CE 12-string Guitar」は「Twelve」です。

どれも音色が違うだけで使い方は一緒なので、好みで選んでよいと思います(一番人気は「T」です)。

PROMINY / Hummingbird

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説明

日本のオーディオプラグイン・デベロッパー「プロミニー株式会社」が開発・販売している、1963年製の「Gibson / Hummingbird」をサンプリングしたKontakt専用のアコースティックギター音源です。

約80GBにも及ぶ89,000サンプルの演奏データを収録したことで、非常にリアルなサウンドと膨大なアーティキュレーションを実現しています。

アコギ音源の決定版として紹介されることも多いのですが、ピック奏法のみでフィンガーピッキング奏法には対応していないことには注意が必要です。

PROMINY / V-METAL

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説明

EMGハムバッカーPUを搭載した「ESP / Alexi Blacky」をサンプリングしたメタル系エレキギター音源です。

注意点としては、本音源に収録されている音は素の音(クリーントーン)なので、歪みサウンドを出すには別途アンプシミュレーターが必要です。

また、デモ音源のようなリアルっぽい音を出すにはソフトの使い方を熟知しなければ難しいということもあり、中級者から上級者向けの音源となっています。その上、少し古めの音源となっていますので、今買うならば「THREE-BODY TECH / HEAVIER 7 STRINGS」や「UJAM / Virtual Guitarist Carbon」をお勧めいたします。

THREE-BODY TECH / HEAVIER 7 STRINGS

詳細情報

情報源

説明

中国のソフトウェア音源開発メーカー「THREE-BODY TECH」が2018年にリリースした、ヘヴィメタル特化の7弦ギター音源です。

長らくメタルギター音源の定番として君臨していた「V-METAL」と異なり、19種類のエフェクト・ラックを搭載(単独でプラグイン・エフェクト「HeavierFX」としても使用可能)しているため、別途アンプシミュレーター等を用意する必要がありません。

加えて、ジャンル別に整理された160種類のプリセットやMIDIパターンの他、16タイプのアンプモデルや66個のキャビネットIRも備えているので、本ソフトだけでサウンドメイキングを完結できます。

IK Multimedia / MODO BASS

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説明

イタリアの音楽制作アプリ・周辺機器メーカー「IK MULTIMEDIA」の物理モデリング・エレキベース音源です。5弦・6弦ベースを含めた14種類の代表的なエレキベースをモデリングしています。

基となるベースのモデルに始まり、奏法や弦を弾く位置、弦の巻き方に至るまで、あらゆるパラメータをコントロール可能です。

音作りの幅が非常に広いため、ベースに詳しくない人は少し身構えてしまうかもしれませんが、プリセットが133種類も用意されているので安心です。

2022年3月24日には「MODO BASS 2」が発表されました。フレットレス、アップライトベースを追加したほか、パターン再生機能の追加、ピッキング、スラップ精度の向上など、ソフトウェア本体の演奏機能も強化されています。

Spectrasonics / Trilian

詳細情報

情報源

説明

アメリカのソフトウェアメーカー「SPECTRASONICS」が開発・販売している総合ベース音源です。

アコースティックベース、エレキベース、シンセベースといったあらゆるベース楽器を収録しており、汎用性の高いベース音源として高い評価を得ています。

プロの間でも使用者が多く、コストパフォーマンスの良さと音質の優れ具合から、迷ったらこれを買っておけと言われる事も多いです。

また、このソフトは、同社が販売しているシンセサイザー音源「Omnisphere」と連携することが可能です。

シンセサイザー

Xfer Records / Serum

詳細情報

情報源

説明

近頃の第一線で活躍されているプロミュージシャンで使っていない人はいないんじゃないかというレベルで使用者が多いウェーブテーブル方式シンセサイザー音源です。

非常にくっきりとしたデジタル感のある音が特徴的で、EDMからFuture Bass、ポップスと幅広いジャンルで使用されています。

各社・各個人からプリセットパックが多数配布されているので、これから初めてシンセ音源を買おうとしている初心者の方にもオススメできます。

Lennar Digital / Sylenth1

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情報源

説明

EDMを始めとしたダンスミュージックの定番ソフトウェアシンセサイザーです。発売から10年以上経過していますがまだまだ人気です。

太くて芯のあるサウンドや、CPU負荷が低いこと、UIが視覚的に優れている等の理由から、 後発の「Serum」や「Spire」が盛り上がっている昨今でも根強い人気を誇っています。

機能が制限されたデモ版を無料でダウンロード可能なので、一度使ってみることをオススメします(上記のバナーリンクはデモ版のダウンロードページに飛びます)。

Reveal Sound / Spire

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情報源

説明

ロシアに開発拠点を持ち、会社自体は中南米ベリーズに存在するという謎のメーカー「Reveal Sound」のソフトシンセです。

立体感があってクッキリしたサウンドが特徴で、EDM・トランス系ミュージシャンが好んで使用しています。プリセットも、EDMでよく聴く(使われている)音を中心に収録されています。

また、数あるソフトシンセの中でもトップクラスレベルで操作性が優れているので、初心者でも扱いやすいのがポイントです。

DS Audio / Diversion

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説明

2010年にベラルーシで設立されたオーディオプラグインメーカー「DS Audio」が開発・販売している、あらゆるジャンルの電子音楽制作に使用できるように設計された多機能ソフトウェア・シンセサイザー音源です。

典型的なアナログシンセサウンドから激しいデジタルシンセサウンドまで、あらゆるシンセサウンドを実現可能な汎用性の高さや、200個以上の高品質なファクトリープリセットが世界中のシンセマニアから高い評価を集めています。

ただ、本ソフトはその優れた音質や柔軟なサウンドコントロール機能を有する反面、システム要件が非常に高いというデメリットが存在します。

公式サイトには、最低でもデュアルコアの「Intel Core i5 or i7」が必要だと記載されています。複数のトラックで立ち上げたり、オーバーサンプリング3アナログ信号をデジタル信号に変換する際、本来必要なサンプリング周波数よりも高い周波数(整数倍)で処理することを指す。48KHzの信号なら、96KHz(×2)、192KHz(×4)となる。この処理によって高精度かつ簡単にノイズ除去が可能になり、音質劣化を軽減することができる。一方、扱うべきデータ量が増えるため、機器側に高い処理能力が必要となる。機能を使用する場合は、これ以上のスペックが必要となってきます。

u-he / Hive 2

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説明

ベルリンに拠点を置く老舗プラグインメーカー「u-he」の、ウェーブテーブル方式ソフトウェアシンセサイザーです。CPU負荷が軽いながら非常に太いサウンドが特徴で、「Lenner Digital / Sylenth 1」の後継ソフトとしても人気があります。

切り替え可能な3種類のシンセエンジン(Normal, Dirty and Clean)、柔軟なルーティング機能、7種類のエフェクト(ディストーション、コーラス、ディレイ、フェイザー、EQ、リバーブ、コンプレッサー)などを搭載し、シンプルな操作でサウンドメイキングが可能です。

また、非常に質の高い2,700個ものプリセットも搭載されていますが、これらはサウンドの傾向ごとにカテゴリー分けされているので、求めているサウンドを探しやすくなっています。

Spectrasonics / Omnisphere 2

詳細情報

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説明

アメリカのソフトウェアメーカー「Spectrasonics」社の、大人気フラッグシップ・シンセサイザー音源です。

オケに馴染みやすい、あらゆるジャンルに対応するサウンドやプリセットを大量に内蔵しており、出せない音はないとまで言われています。その数なんと14000以上で、総容量は56GBとなっています。

また、本ソフトは世界で唯一、ハードウェアシンセとの統合が可能な「Hardware Synth Integration」という機能を持っており、ハードウェアシンセを使用して「Omnisphere」を操作することができます。

ピアノ・キーボード

Spectrasonics / Keyscape

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説明

アメリカのソフトウェアメーカー「SPECTRASONICS」が販売する大人気キーボード音源です。

「YAMAHA C7」や「Fender Rhodes」などを始めとした36種類もの鍵盤の名機をサンプリングし、音色は629種にも及びます。鍵盤楽器音源はこれ一つで困ることはないでしょう。

また、本ソフトは同社が販売しているシンセサイザー音源「Omnisphere 2」と連携することが可能です。

Keyscapeをダウンロードした後にOmnisphere 2からオーソライズを行うことで、Omnisphere 2のブラウザにKeyscapeライブラリが表示されて一括管理できるようになるだけでなく、Keyscapeにはないシンセシス機能や、1200もの新しいパッチを収録した専用ライブラリ「Keyscape Creative」が使えるようになります。

XLN AUDIO / Addictive Keys

詳細情報

情報源

説明

大人気ドラム音源「Addictive drums」でも有名なスウェーデンのデベロッパー「XLN AUDIO」社のピアノ音源です。

ロックやポップスに馴染みやすいサウンドや、初心者にも優しい直感的な操作性が人気を集めています。

2021年12月現在では、Modern Upright、Studio Grand、Electric Grand、Mark Oneの4種類が販売されています。また、その中から自由に2つを選べるDuo Bundleと、3つを選べるTrio Bundleが用意されています。

単体購入は非常に割高であることや、現在この2つのバンドルにほぼ価格差がないことを考慮すると、Trio Bundleがお勧めです。

各ソフトのモデル
  • Modern Upright:YAMAHA U3
  • Studio Grand:Steinway Model D
  • Electric Grand:YAMAhA CP-80
  • Mark One :Fender Rhodes Mk.1

Spitfire Audio / ORCHESTRAL GRAND PIANO

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説明

Spitfire Audioが開発・販売している、イギリスの超名門レコーディング・スタジオ「AIR STUDIO」に設置された「Steinway Model D」を収録したKontakt専用のピアノ音源です。

「ビンテージマイク」→「Neve Montserrat プリアンプ」→「88R Neveコンソール」を介して「Studer 2 テープマシン」に収録したサンプルを元に製作した「Tape」と、テープマシンには通さず「Prism ADコンバーター」を介して96kHzのデジタル信号に変換したサンプルを元にした「Digital」の2つのパッチが搭載されています。

また、個別に調整可能な4つのマイクポジション「Close, Tree, Ambient, Outrigger」も用意されているので、楽曲のジャンルや別のトラックとの兼ね合いを考慮して、音色を柔軟にコントロールできます。

容量が小さく使用メモリ量も少ないため、所有PCのスペックに余裕がない方にもおススメです。注意点としては、こちらのソフトは無料版の「Kontakt player」では動作せず、製品版の「KONTAKT 5(あるいは6)」が必要です。

MODARTT / Pianoteq7

詳細情報

情報源

説明

MODARTT(Model and Data for Arts and Technology)が販売しているベストセラーピアノ音源「Pianoteq」です。

Steinway & Sons, Steingraeber, Bechstein, Blüthner, Grotrian and Petrofなどの有名ピアノメーカーと共同開発しており、サウンドの再現性は各メーカーのお墨付きです。

物理モデル音源であるため、必要な容量が約40MBと非常に小さいことも特徴です。

また、こちらのPianoteqシリーズには「Stage、Standard、Pro」の3つのグレード存在していますが、違いはパラメーターの編集機能と付属するアドオン(拡張音源)の数のみで、すべてのバージョンで同じ音色(ピアノの種類)を収録しています。

Cinesamples / Piano in Blue

詳細情報

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説明

ロサンゼルスに拠点を置くシネマティック・サウンドを得意とするデベロッパー「Cinesamples」が開発・販売している、Kontakt専用のピアノ音源です。

1949年製の「Steinway D-274」を、伝説的アナログコンソール「Neve 8078」と設置距離の異なる3本のマイク(CLOSE、ROOM、SURROUND)を用いて丁寧にサンプリングしています。

各マイクの音量は独立した専用のスライダーで調節できるので、好みや目的に応じて音色をブレンドすることも可能です。

Vienna / YAMAHA CFX

詳細情報

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説明

Vienna社が有する劇伴向け大型レコーディング・スタジオ「Synchron Stage Vienna」に設置されている「YAMAHA CFX」を、忠実にサンプリングしたピアノ音源です。

10箇所のマイクポジションにて1鍵あたり最大4,200ものオーディオサンプルを収録しており、息を呑むようなリアリティと表現力を実現しています。

付属の専用サンプラーソフト「SYNCHRON PIANOS」を使うことで、各マイクソースのミックスをはじめとした音作りが可能ですが、それとは別に7種類の即戦力級プリセット(Concert / Intimate / Player / Pop / Ambience / Mighty / Concert centered)も備えているので、完成されたCFXのサウンドをすぐに楽曲に取り入れることができます。

オーケストラ

Embertone / Friedlander Violin

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情報源

説明

ストリングス音源で有名なアメリカのソフトウェアメーカー「Embertone」社が開発・販売している、KONTAKT専用ソロ・ヴァイオリン音源です。4000以上のサンプルが収録されていることから表現力の高さに定評があります。

収録されている奏法も多く、高速レガート(連続する2つの音を途切れさせずに滑らかに続けて演奏する手法)も可能なので、歌モノよりもインストゥルメント楽曲に向いています。

Spitfire Audio / SPITFIRE SYMPHONIC STRINGS

詳細情報

情報源

説明

世界的に評価の高いオーケストラ・ライブラリを開発しているイギリスのデベロッパー、「SPITFIRE AUDIO」のオーケストラ・ストリングス音源です。

1st Violins(16人編成)、2nd Violins(14人編成)、Violas(12人編成)、Cellos(10人編成)、Basses(8人編成)の60人編成となっています。各セクション単体ごとだけでなく、アンサンブルとしても使うことができます。

アーティキュレーションは全部で175個搭載されており、自由度の高い本格的なフレーズを作成可能です。

Spitfire Audio / SPITFIRE SYMPHONIC WOODWINDS

詳細情報

情報源

説明

世界的に評価の高いオーケストラ・ライブラリを開発しているイギリスのデベロッパー、「SPITFIRE AUDIO」のオーケストラ木管音源です。

全部で11種類の楽器が収録されていますが、中でも定番の楽器(Cフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット)には、ソロ・パッチに加えて2人の奏者によって収録されたペア・パッチ(A2セクション)が収録されています。ソロとA2を組み合わせて、トリオセクションにすることも可能です。

また、各楽器にはそれぞれに適した豊富なアーティキュレーションに加え、複数のダイナミックレイヤーとラウンドロビン、そして切替可能な3つのマイクポジション・パッチ(Close, Tree, Ambient)が備わっています。これにより、リアルで表現力に富んだフレーズを作成可能です。

収録楽器(パッチ)
  1. ピッコロ (D5~G#7):SOLO
  2. C フルート (C4~C7): SOLO & A2
  3. G アルト・フルート (G3~G6):SOLO
  4. バス・フルート(C3~C6):SOLO
  5. オーボエ (Bb3~G6):SOLO & A2
  6. F コーラングレ4イングリッシュホルンのこと。オーボエやファゴットと同じダブルリードの木管楽器の一種。C(ド)の音を基準とするC管(つぇーかん)のオーボエより、完全5度低いF(ファ)を基準とするF管(えふかん)なので、便宜上アルトオーボエと呼ばれることもある。 (E3~Bb5):SOLO
  7. Bb クラリネット (D3~F6):SOLO & A2
  8. Bb バス・クラリネット (Bb1~F5):SOLO
  9. Bb コントラバス・クラリネット (Bb0~C4):SOLO
  10. ファゴット (Bb1~D5):SOLO & A2
  11. コントラファゴット (Bb0~Bb3):SOLO

Audiobro / LA Scoring Strings 3

詳細情報

情報源

説明

音のリアルさに定評があり、プロの制作現場でもよく使われている定番のKONTAKT専用ストリングス音源です。2013年に「2.5」へ、2021年11月には「3」へのアップデートが行われました(2022年6月10日現在、国内正規代理店から「3」の販売はありません)。

シンフォニック・オーケストラ音源のほとんどは、各パート(音色)が「ヴァイオリン 16人」のように単独の大編成パッチで収録されていることが多いのですが、こちらのLASSは「4人×2+8人=16人」のようにパッチが区切られています。従って、大編成から小編成まで様々なシチュエーションに対応できます。

その反面、パッチが増えることによってCPU負荷が大きくなっているので、PCスペック(特にメモリ)には注意が必要です。

Virharmonic / Bohemian Violin

詳細情報

情報源

説明

チェコに拠点を置くメーカー「Virharmonic」が開発・販売しているバーチャルヴァイオリン音源です。

このソフトについて特筆すべきは、バーチャルパフォーマーという機能です。本機能は、ノート入力に応じて自動でアーティキュレーションを決定してくれるという優れもので、マウスや鍵盤でベタ打ちで打ち込むだけでも、それなりにリアルなフレーズになります。

もちろん任意でキースイッチとMIDIコントロールを使用してアーティキュレーションを変更することも可能です。

前バージョンまではUVI Workstationが必要でしたが、2022年4月にリリースされた最新バージョン「V4」からはGorilla Engine5ドイツのオーディオプラグインメーカー「UJAM Instruments」社が開発した、プラグインを開発するためのツールキット、及びエンジンの名前。月額費用を支払うことで誰でも利用できる。上で起動するようになりました。

Aaron Venture / Infinite Woodwinds

詳細情報

情報源

説明

コンポーザー兼エンジニアとして10年以上スタジオで働いた経歴を持つ「Aaron Venture」氏が制作した、Kontakt専用の木管音源です。同氏が展開している次世代バーチャルオーケストラ音源「Infinite Series」の内の1製品でもあります。

本音源には高品位な29種類のインストゥルメント・パッチが収録されていますが、総容量が8.92GBな上に各パッチのメモリ使用量が最大約25MBという、非常にパソコンに優しい仕様となっています。

加えて、CPUの使用率を削減する「Mixed Mic オプション6パッチの演算方法を切り替えることで、CPU使用量を約40%削減する機能。」が搭載されており、スペックが制限されがちなノートパソコンでも優れたパフォーマンスを発揮できます。

使い方はとても簡単で、「楽器をロード→部屋とポジションを選択→3つのマイクセットを自由にミックスする→演奏する」だけです。また、アーティキュレーションはダイナミクス(CC1)やMIDIノートのベロシティや長さに応じて自動で変化するため、煩雑なキースイッチの操作が必要ありません。

こうした使い勝手の良さと優れた音質が非常に高く評価されており、老舗メーカーが君臨し続けていたオーケストラ音源市場において、新参ながら既に一定の支持を獲得しています。

また、本製品を含む「Infinite Series」は、将来リリースが予定されているアップデートや拡張を全て無料で受け取れることが保証されています。単価が高いオーケストラ音源はアップグレード費用も高額になりがちなので、これは非常に嬉しいポイントだと思います。

収録パッチ
  • 3 Flutes
  • 1 Piccolo Flute
  • 1 Alto Flute
  • 1 Bass Flute3 Oboes
  • 1 English Horn
  • 1 Bass Oboe
  • 3 Clarinets
  • 1 E-flat Clarinet
  • 1 Bass Clarinet
  • 1 Contrabass Clarinet
  • 3 Bassoons
  • 1 Contrabassoon
  • 2 Soprano Saxophones
  • 2 Alto Saxophones
  • 2 Tenor Saxophones
  • 2 Baritone Saxophones

Audio Modeling / SWAM Solo Woodwinds

詳細情報

情報源

下記ツイートは、Sample Modeling社の木管音源を全て収録した「Complete Woodwinds」を指していると思われます。

2017年11月22日からは「Audio Modeling」社に移管され、「SWAM Solo Woodwinds」という名前で販売されています。

説明

イタリアのオーディオ・ソフトウェアメーカー「Audio Modeling」社が展開する物理モデリング音源「SWAMシリーズ」の、4つの木管楽器音源「SWAM Flutes, Double Reeds, Clarinets, Saxophone」を一つに収録したバンドルです。

各パッケージに収録されている楽器は以下の通りです。

  1. SWAM Flutes:フルート、アルトフルート、バスフルート、ピッコロ
  2. SWAM Double Reeds:オーボエ、イングリッシュホルン、ファゴット、コントラファゴット
  3. SWAM Clarinets:クラリネット、バスクラリネット
  4. SWAM Saxophone:ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス

Audio Modeling / SWAM Solo Strings

詳細情報

情報源

説明

イタリアのオーディオ・ソフトウェアメーカー「Audio Modeling」社が展開する物理モデリング音源「SWAMシリーズ」の、4つのストリングス音源「SWAM Violin、Viola、Cello、Double Bass」を収録したバンドルです。

どの音源も豊富なアーティキュレーションを実現できるのはもちろんのこと、弦を弾く位置や強さといったパラメータも用意されています。数多くのパラメーターを調整することで、サンプリング音源では不可能な音作りが可能です(その反面、ある程度の弦楽器の知識が必要)。

Samplemodeling / Solo & Ensemble Strings

詳細情報

情報源

説明

「SampleModeling」社が開発・販売している、高品位なサンプルデータと高度なモデリング技術の統合によって生まれたハイブリッド・ストリングス音源です。

Native Instruments社協力の下、無響室にて複数のマイクを用いて収録されたサンプルデータと、実際の楽器の音響特性を再現する「フィンガープリント・アルゴリズム7SampleModeling社の造語だが、恐らくは「実際の楽器のフィンガープリント(指紋)を記録したようなレベルで再現度が高い」ということを意味したいのだと思われる。」によって、従来の物理モデリング音源とは一線を画すリアルなサウンドと柔軟な演奏表現を実現しています。

収録されている楽器(音色)は以下の通りです。

  • ソロ楽器:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
  • 大アンサンブル:第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
  • 小アンサンブル8v2.0.1で追加。公式HPにて無料アップデート可能。:第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス

SampleModeling / The Trumpet 3

詳細情報

情報源

説明

「Sample Modeling9SWAMシリーズで有名な「Audio Modeling」社とはかつて提携関係にありましたが、現在は一切の関係が解消されているようです。」社が開発・販売している、Kontakt専用バーチャル・トランペット音源です。

B♭トランペット3種、コルネット、フリューゲルホルン、ジャーマントランペット、ピッコロトランペットを収録しており、その全ての楽器で、ダイナミクス、ビブラート、レガート、ポルタメント、トリルなど、あらゆるトランペットの奏法とポルタメント10ある音から別の音に移る時、徐々に音程を変えながら滑らかに移る演奏技法を指す。ここでは、「自然な音移動ができる」ことを意味しています。 を再現できます。

また、5種類の基本的なミュート奏法(ハーマン、ハーマンステム、、ストレート、カップ、バケット)に加え、ワウ効果が得られるプランジャーミュートも収録されています。

ちなみに、本音源は普通のMIDIキーボードやマウスでの打ち込みもできますが、「Roland Aerophone」や「AKAI EWI」などのウインドシンセサイザーと一緒に使うと、よりリアルな演奏が可能となります。

Cinesample / Cinebrass

詳細情報

情報源

説明

ロサンゼルスに拠点を置くシネマティック・サウンドを得意とするデベロッパー「Cinesamples」が開発・販売している、Kontakt専用のブラスアンサンブル音源です。

ロサンゼルスのSony Pictures Studios内にあるMGM Scoring Stageで収録し、著名エンジニア「Dennis Sands」によってミックスされたオーディオサンプルが使用されています。これにより、ハリウッド映画の劇伴に相応しい奥行きと重厚感のあるサウンドを実現しています。

Cinebrassには複数のパッケージがラインナップされており、違いが非常にわかりにくいので簡単に整理しておきます。COREとPROについては追加で補足説明します。

各パッケージの説明
  • 【CORE】:初代Cinebrass音源。アンサンブルを中心とした、基本的なオーケストラサウンドを収録。
  • 【PRO】:多数のソロ/アンサンブルパッチを収録したCOREの拡張版。PROという名前からしてCOREの上位互換のような印象を受けるが、COREにしか収録されていないパッチも多数存在する。従って、COREとPROは相互補完の関係にある。
  • 【Descant Horn】:デスカントホルンを収録した拡張ライブラリ。
  • 【Sonore】:1990年代を彷彿とさせるクラシックなトランペットおよびホルンのアンサンブルを収録した拡張ライブラリ。
  • 【Horns of the Deep】:3本のチューバと3本のユーフォニウムのユニゾンを収録した、低音ブラス・拡張ライブラリ(ソロ並びにセクションパッチはない)。
  • Twelve Horn Ensemble:CineBrass PROに収録されていたTwelve Hornパッチを改良して、単体のライブラリとして販売しているもの。PROを所有している人は、バージョン1.7以上にアップデートすることで無料で入手可能(購入不要)。
  • COMPLETE Bundle:上記製品を全て収録したバンドル製品。

COREとPROの具体的な違い

①ソロパッチについて

ソロ・トランペット、ソロ・フレンチホルン、ソロ・トロンボーン、ソロ・チューバといったあらゆるソロパッチは、「CineBrass PRO」に収録されています。

「CineBrass CORE」はアンサンブルパッチが主体で、ソロパッチはソロトランペットとソロホルンのレガートパッチの2つのみです。この2つのパッチはPROには収録されていないものの、PROのソロパッチと比べるとダイナミックレンジが非常に狭く、使えるシチュエーションがかなり限定されています。パッセージ用として補助的に使うのに向いており、ソロフレーズやアンサンブルに混ぜて使うには適していません。

従って、ソロ楽器だけを探しているのであればPROの方が圧倒的におすすめです。

②アンサンブルパッチについて

アンサンブルは、COREとPROの両方で別々のパッチが収録されています。それぞれに収録された各パッチが相互補完的な関係にあるので、本格的なオーケストラサウンドを手に入れるためには両方のパッケージが必要です。

例えば、2本のホルンと6本のホルンのアンサンブルはCineBrass COREに、4本のホルンと12本のホルンのアンサンブルはCineBrass Proに収録されています。また、トロンボーンアンサンブルのアーティキュレーションの大部分はCineBrass COREに収録されていますが、ミュート、ハーモンミュート、フラッターはCineBrass PROにだけ収録されています。

Heavyocity / FORZO Modern Brass

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ニューヨークに拠点を置くソフトウェアメーカー「Heavyocity」が制作した、Kontakt専用のシネマティック・ブラス音源です。本ソフトは「Traditional Instruments」と「Evolve Instrument」という2つのメイン・インストゥルメントで構成されています。

「Traditional Instruments」には、3種類のマイク(クローズ、ルーム、ホール)を用いて収録した、12本のフレンチ・ホルン、4本のトランペット、8本のトロンボーン(テナー、バス、コントラバス)、2本のチューバ、そしてフルアンサンブルが収録されています。

各インストゥルメントのサンプルには、ルーカスフィルム111971年にジョージ・ルーカスが設立した映像製作会社。2012年10月31日にウォルト・ディズニー・スタジオに40億5000万ドルで買収された。のサウンドデザイン部門である「スカイウォーカー・サウンド」が所有するスタジオで収録された、合計約25GB(非圧縮時)にも及ぶオーディオサンプルが使用されています。これにより、プラグインでは再現が難しい有機的な暖かさと広がりを持つサウンドを実現しています。

もう一つの「Evolve Instrument」は、「Brass Designer」と「Brass Loop Designer」というサブインストゥルメントで構成されています。「Brass Designer」は、約650種類のブラス・サウンドの中から最大3つを選んでレイヤーできる他、高度なリズム・エフェクト「Cycle」を用いてグリッチサウンドを生成可能です。

一方「Brass Loop Designer」は、音域別に分けられた3つのバンクにループ素材をロードして組み合わせることで、オリジナルのループフレーズを作成できます。また、HEAVYOCITY製品の定番機能である「PUNISH(コンプレッサー&サチュレーション)」や「TWIST(トーンコントロール)」といった各種エフェクトも搭載されています。

ドラム・パーカッション

Spectrasonics / Stylus RMX Xpanded

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アメリカのプラグイン・デベロッパー「SPECTRASONICS」が販売している、定番のドラム・パーカッション音源です。

リリースが2004年と少し古めの音源ではありますが、ソフトの完成度が非常に高いため、今でもプロのミュージシャンに使用者が多いことで知られています。

現在販売されているStylus RMX Xpandedには、リリース当時には別売りだった5種類の拡張音源(S.A.G.E. Xpanders)が標準で含まれています。これによりサウンド&ループライブラリの総数が9,472種類にも上っており、汎用性の高さが評価されています。

ループ素材はドラッグ&ドロップでDAWにMIDIデータとして貼り付けられる他、パターンの中の一部のキットだけを別のキットに変更できる「Edit Group」という機能も搭載されていますので、打ち込み時間の短縮化にも貢献してくれます。

Rob Papen / Raw-Kick

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「Rob Papen」が、同社のソフトウェアシンセ「RAW」をベースに開発したキックシンセサイザーです。「RAW」と同様、EDMやドラムンベースに適した激しいサウンドが特徴です。

本ソフトには3つのレイヤーが備わっており、各レイヤーは2つのモード(専用のキックシンセモデル、サンプルベースのレイヤー)のどちらかを選んで操作できます。各モードにはそれぞれ異なるパラメータが用意されているため、幅広いキックサウンドを生成できます。

操作はさほど難しくありませんし、ニューヨークに拠点を置くサンプルライブラリ・デベロッパーの「Industrial Strength Samples」から拡張プリセットパックも販売されているので、音作りに不安のある方にもおすすめです。

SonicAcademy / Kick 2

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楽曲制作講座からプラグインの販売まで、音楽制作にまつわる事業を幅広く展開する「SonicAcademy」の定番のキックシンセ音源です。

ジャンルやアーティスト別にキックサウンドのプリセットが多数収録されており、シンセの音作りに不慣れな方でも簡単にプロ級のキックを楽曲に取り入れることができます。

作曲初心者向けに講座を開いていることもあって、プラグインも初心者に使いやすいシンプルなUIになっています。

Sonica Instruments / KABUKI & NOH PERCUSSION 96k MASTER EDITION

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和楽器音源ライブラリを制作している国内メーカー「Sonica Instruments」より販売されている、歌舞伎や能に使われる打楽器を網羅したKontakt専用音源です。

太鼓や金属/木製パーカッションといった楽器から囃子の掛け声に至るまで、多彩な65種類の音源がマルチマイク&96kHz/24bitのハイレゾ形式で収録されています。

また、歌舞伎で使われる専門的な囃子の演奏フレーズを記録したGroove(MIDIパターン)が160種類収録されているので、自身の楽曲へ手軽に歌舞伎のエッセンスを加えることができます。

ボーカル音源

EastWest / Symphonic Choir

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East West社が開発したクワイア音源です。本音源の最大の特徴は、内蔵の歌詞入力ソフト「Word Builder」を使うことで、任意のフレーズを世界中の言語で歌わせることが可能という点です。

2022年今でこそ他社からも同様の機能を搭載したクワイア音源は販売されていますが、2005年の発売当時は非常に画期的な機能として話題を呼び、瞬く間に世界中でベストセラーとなりました。

本音源には幅広い音域と性別のパッチが用意されていますが、それらは3つのマイクポジション(クローズ、ステージ(指揮者の位置)、ホール)で収録されたサンプルで構築されています。各マイクの音量とパンは個別に制御できる他、サウンドを組み合わせることでアンビエンスをコントロール可能です。

2017年12月4日からは、新たに5つのマイクポジション(13個のマイクを使用)や、改良された「Word Builder」を搭載した後継音源「HOLLYWOOD CHOIRS」が販売されています。

Soundiron / REQUIEM LIGHT SYMPHONIC CHOIR

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アメリカに拠点を置くシネマティック音源開発メーカー「Soundiron」が制作した、Kontakt専用のクワイア音源です。

2人のソリストと巨大な合唱団(男声&女声)による、主要な母音(Ah、Eh、Oh)フレーズや効果音的なサウンドなど、さまざまなパッチが搭載されています。各パッチを構成するサンプルのレコーディングはセントポール大聖堂で行われており、豊かな空間の響きを実現しています。映画やトレーラーに使用する劇半の制作に最適です。

単体での購入も可能ですが、こちらの音源を含めたSoundiron製Kontakt専用音源13個をバンドルにした「Soundiron Kontakt Player Bundle」の方がコスパが良いのでオススメです(単体で集めた総額の67%OFF)。

Soundiron / Olympus Symphonic Choir

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Soundiron社の男声合唱音源「MARS SYMPHONIC MEN’S CHOIR」と、女声合唱団音源「VENUS WOMENS CHOIR」を一つに収録したバンドル製品です。

33声の女声合唱と30声の男声合唱、そして8人のソリスト(女性:ソプラノ2名、アルト3名 & 男性:バス1名、テナー2名)の歌声が、標準的な母音と子音を含むラテン語とスラブ語の2言語で収録されています。

MarsとVenusは共に、12本のNeumann製マイクで構成された2つのマイクポジション(Stage/Hall)から選択し、必要に応じてミックスすることが可能です。また、1000以上のコーラルエフェクトも備えているので、本ソフトだけで幅広いサウンドメイキングが可能です。

Performance Samples / Oceania

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北カリフォルニアの作曲家「Jasper Blunk」が開発・販売しているKONTAKT専用クワイア音源です。壮大でエネルギッシュな声が特徴的で、重厚感や疾走感のある曲の制作に向いています。

現在は、こちらの「Oceania」に新たに収録した52人の声を追加し、より太く、より速いフレーズに対応した「Oceania Ⅱ」も販売されています。

注意として、本ソフトの使用にはフルバージョンの「Kontakt」が必要です。

CINESAMPLES / VOXOS 2

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アバターなどの超有名ハリウッド映画の劇半楽曲に使用された実績がある「CINESAMPLES」のKontakt専用クワイア音源です。

ライザー、クラスター、シャウトなどを含む500以上のコーラスエフェクトが収録されている他、自由にフレーズを歌わせることができるフレーズビルダー機能も搭載されています。

ブラックフライデーなどのセール時期には半額になることも多いです(公式サイトでは「VOXOS Epic Choirs」という名前で売られています)。

その他

Sonica Instruments / KOTO 20 Virtuoso Japanese Series

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和楽器音源ライブラリを制作している国内メーカー「Sonica Instruments」より販売されている、Kontakt専用の二十絃箏121969年に野坂惠子氏によって考案された楽器。当初は20本の絃が張られていたが、その後1本追加されて21本の絃が使われるようになった。音源です。

二十絃箏ならではの18種類の奏法を収録しているほか、爪や弦の厚み(細め / 通常 / 太め)を個別に調整できるインストゥルメント・モデラーや、各弦を独立して調律可能なStringエディター等の便利機能を備えています。

オーディオサンプルは8本以上のマイクを用いて24bit/96kHzのハイレゾ形式で収録されており、「Direct、Overhead、Room」といった3種類のステレオマイクポジションと、マルチマイク音源をあらかじめバランスよくミックスした「Stereo Mix」を個別にミキシング可能です。

ソフトウェアプラグイン

バンドル

u-he / Uhbik

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ベルリンに拠点を置く老舗プラグインメーカー「u-he」が開発した、個性的な9種類のプラグインを収録したエフェクトバンドルです。

収録プラグインは以下の通りです。末尾に付けられているアルファベットはエフェクト名が由来になっています(Runciterは除く)。

収録プラグイン
  1. Uhbik-A:アンビエンス / アルゴリズム・リバーブ。
  2. Uhbik-D:5つのディレイタップを個別に制御できるマルチタップ・ディレイ/エコー13ディレイ音を出力する場所をタップと呼ぶ。タップを複数生成できるディレイは「マルチタップ・ディレイ」と呼ばれ、それぞれのタップで異なるパラメータ(タイム、パン、ボリューム等)を設定できる。例えば、ディレイタイムが異なる音を複数生成して組み合わせ、複雑なディレイサウンドを作ることが可能(通常のシングルタップディレイでは等間隔でのリピートしかできない。)
  3. Uhbik-F:2種類のレトロ・テープマシンをシミュレートした、フランジャー/コーラス。
  4. Uhbik-G:グラニュラー・ピッチシフター/フェイズ・ボコーダー。
  5. Uhbik-P:フェイザー。最大42バンドのパスフィルターを設定可能。
  6. Uhbik-Q:3バンド・イコライザー。
  7. Uhbik-S:フリケンシー・シフター。
  8. Uhbik-T:トレモロ/パンナー。
  9. Runciter:ファズディストーションとエンベロープフォロワー14入力されたオーディオ信号からエンベロープ(音量や音色の時間的な変化を表す変化曲線)を抽出し、それを用いて別のトラックの音色をコントロールする機能のこと。を備えたマルチモードフィルター。

IK Multimedia / T-Racks 5

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イタリアの音楽制作アプリ・周辺機器メーカー「IK Multimedia」が開発したオールインワン・マスタリング・プラグインバンドルです。

各トラックの調整から、配信、CD作成用マスターの書き出しまで、音楽制作のあらゆる過程で役立つ豊富なモジュール形式のプラグインを収録しており、その品質の高さからプロの現場でも使われています。

全部で4つのグレードが存在しますが、違いは収録されているモジュールの数のみで、T-racks5本体の機能は一緒です。

グレード収録されているモジュールの数
T-RackS 5 MAX38
T-RackS 5 Deluxe22
T-RackS 59
T-RackS 5 CS(無料)2
筆者作成

ちなみに、MAXの購入を考えている方は、IK Multimediaが手がけた143種類のプラグインがセットになった「Total Studio 3.5 MAX」の購入をお勧めいたします。セール時であれば、T-racks5 MAX単体とほぼ変わらないレベルまで値下がりしますので。

ダイナミクス系

Xfer Records / OTT

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「Serum」で有名なXfer社が無料で配布している3バンド仕様のマルチバンドコンプレッサー・プラグインです。

パリッとした音質が特徴で、9つのつまみと中央の画面のみというシンプルな見た目で操作感にも優れており、KSHMRやDeadmau5などの数多くの有名プロデューサーも使用しています。

フィルター系

FabFilter / Pro-Q3

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世界中のエンジニアが愛用している、オランダのプラグインデベロッパー「FabFilter」のイコライザー・プラグインです。

視認性の高い大きなEQディスプレイの他、スペクトラムアナライザーを搭載しているため視覚的かつ直感的な操作が可能です。

多機能・高機能であるが故にできることも多いですが、とりあえずは視覚を頼りにクリック&ドラッグで操作できるので、これからEQを勉強したいという初心者にもおすすめです。

Three-Body Tech / Kirchhoff-EQ

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中国のオーディオプラグインデベロッパー「THREE-BODY TECH」が2021年11月にリリースした、32バンド・パラメトリックEQプラグインです。

15種類のデジタルEQタイプのフィルターに加え、実在する9つのヴィンテージ・ハードウェアEQがモデリングされており、合計32種類のアナログEQタイプのフィルターを備えています。ローパス/ハイパス/バンドパス/ノッチを除くフィルタータイプ(アナログ含む)では、ダイナミックEQモードでの操作も可能です。

また、本プラグインにはThree-Body Tech社の独自技術が多数盛り込まれています。例えば、ナイキスト周波数付近の歪みを低減する「Robust Nyquist-matched Transform」や、帯域の変化に合わせてフィルター構造を最適な状態に変化させることですべての周波数帯域で最適な音質を実現する「Psychoacoustic Adaptive Filter Topologies」などがあります。

他にも、世界初となる117ビット処理機能(64bitと117bitを切替可能)や、2xオーバーサンプリング機能も備えており、よりノイズの少ないクリアな処理が可能です。

従来のデジタルEQが抱えていた問題を解決した画期的なプラグインとして、発売から間もなく世界中のプロから絶賛されています。

歪み系

iZotope / Trash 2

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AIを活用したプラグインで有名なiZotope社のマルチエフェクト・ディストーションプラグインです(Trash2にはAI機能はありません)。

ディストーションを中心とした6つのエフェクトを搭載している他、マルチバンドでもあるため周波数帯ごとに異なるエフェクトを用いることも可能です。

Plugin Boutiqueで購入特典として無料配布されたり、90%セール(99ドル→9ドル)という物凄い割引をしていることがあるので、その時を狙って手に入れるのが良いでしょう。

iZotope / Vinyl

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iZotope社が無料で公開しているローファイ系プラグインです。アナログレコードの特有の温かみやメカノイズを簡単に再現することが可能です。

無料とは思えないほど機能(パラメータ)が充実していますので、とりあえずダウンロードすることをお勧めいたします。

Dada Life / Sausage Fattener

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「Dada Life」というスウェーデンのEDMデュオが販売している、音圧を上げることに特化したディストーションプラグインです。

特にEDM界隈では有名なソフトで、超簡単に音圧を上げることができると根強い人気を集めています。

コントローラーは、入力信号を調整する「GAIN」、音圧を調整する「FATNESS」、高音を強調して煌びやかさを付与する「COLOR」の3つしかありませんので、初心者でも悩むことなく使うことができます。

モジュレーション系

Xfer Records / LFO Tool

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LFOToolは、Serum(ソフトシンセ)で有名な「Xfer Records」が開発・販売している、モジュレーション系マルチエフェクト・プラグインです。

1つのプリセットにつき、個別に編集可能な12個のLFOを備えています。メイングラフ領域でマウスをダブルクリックすることで編集ポイントを追加し、独自のLFOシェイプを形成可能です。作成したポイントは自由に移動でき、ポイント間の線をマウスでドラッグすることで曲線のトランジションも作れます。

作成したLFO波形は、カットオフ、レゾナンス、ボリューム、パン、Var(選択したフィルターにより動作が変化)と個別に出力(ルーティング)できます。これにより、トレモロ、オートパン、トランスゲート、サイドチェイン・コンプレッサー、ワブル(ベース)などを手軽に再現できます。

更に、本プラグインはMIDIに関する機能も充実しています。例えば、MIDIノートを使って波形の出力先(ルーティング)をリアルタイムで変更したり、作成したLFO波形をMIDIデータとしてDAWにドラッグアンドドロップでエクスポートしたりできます。

また、190種類以上のプリセットを搭載しているので、LFOの操作に精通していなくてもすぐに使い始めることができます。

空間系

AUDIO EASE / Altiverb 7

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オランダを拠点に置くオーディオソフトウェアメーカー「AUDIO EASE」が開発・販売している、業界標準レベルのコンボリューション・リバーブ(サンプリング・リバーブ)・プラグインです。

コンボリューション・リバーブというのは、実在する空間や機器から記録した音響特性(インパルス・レスポンス)を、コンボリューションと呼ばれる演算方法を用いて再現するリバーブのことで、まるでその場にいるかのような効果を得ることができます。

本プラグインには、ウォルトディズニーコンサートホールや20世紀スタジオに始まり、ノートルダム大聖堂や三菱の車の中、更には「Lexicon 480」をはじめとしたヴィンテージリバーブ・プロセッサーなどなど、世界中の空間・機器の音響特性がプリセットとして収録されています。

これらのプリセットは公式サイトで随時追加され続けていますが、もちろん自分でパラメータをいじって独自の音響特性を作成することも可能です。

本プラグインには「Regular版」と「XL版」が存在しますが、収録されているIRや主要機能は同じです。違いとしては、Regular版はステレオ入出力、サンプルレートが96kHzまでなのに対し、XL版は5.1chサラウンド、384kHzまでのサンプルレートに対応しているという点のみです。音楽制作に使うのであればレギュラー版で十分です。

Eventide / Blackhole

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Eventide社のハードウェアプロセッサー「DSP4000 Ultra-Harmonizer(1994年発売)」や「H8000 Ultra-Harmonizer(2005年発売)」に搭載されていたリバーブエフェクト(パッチ名:Blackhole)のサウンドを、本家自らエミュレートして生まれたリバーブプラグインです。

多くのリバーブエフェクトが現実の空間特性やプレートリバーブを再現するように設計されているのに対し、Blackholeは物理学に制約されない仮想の空間効果を作り出すことを目的としています。非常に個性的なサウンドを有しており、サウンドデザインやニューエイジ・ミュージック等の実験音楽に最適です。

独特であるが故に最初はパラメータとサウンドの因果関係が分かり辛く感じますが、50以上のファクトリープリセットが備わっているため、マニュアルを読まずとも即座にフルパフォーマンスを発揮できます。

アンプシミュレーター系

Positive Grid / BIAS AMP 2.0 Elite

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エディションは不明でしたが、恐らくは機能制限が一切ない最上位版「Elite」を所有していると思います。

説明

2007年にカリフォルニアで誕生した「Positive Grid」社が開発・販売している、36種類のモデリングアンプを収録したアンプシミュレーター・プラグインです。

本製品の最大の特徴としては、アンプとキャビネットの組み合わせだけでなく、各モデリングアンプの内部モジュール(プリアンプ、トランス、パワーアンプなど)までを自由にカスタマイズできるという点が挙げられます。従って、現実には存在しない自分だけのオリジナルアンプを作ることが可能です。

また、世界中のプレイヤーが作成したプリセットを自由にダウンロードできるToneCloudというクラウドサービスがあるため、アンプに関する専門知識が無い方でも幅広いサウンドバリエーションを楽しめます。

エディションは「Standard・Professional・Elite」の3つが存在し、グレードが上がるに連れて使用できる機能やモジュールの数が増えていきます。Positivegrid製品は頻繁に半額セールが開催されるので、セール時に思い切ってElite版を購入するのがオススメです(後から割引差額を払ってアップグレードも可能です)。

ちなみに同社からは、アンプよりもエフェクターに特化した「BIAS FX」というソフトも販売されており、両製品を統合させることで優れたパフォーマンスを発揮できます。

両製品を1つにした「BIAS Elite/Pro Combo」や、AMP/FXに加えて別売りのBIAS FX用拡張パックやEQプラグイン等も収録した「BIAS Studio Platinum」など、お得なバンドルも複数ラインナップされているため、併せて検討することをお勧めいたします。

レストレーション系

iZotope / RX7

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説明

「iZotope」社が開発・販売している業界標準のオーディオリペアツールです。

AIによる自動オーディオファイル修正機能「Repair Assistant」を搭載しており、修正したいファイルを読み込むと自動でノイズを検知し、いくつかのツールを適用してノイズを除去したオーディオファイルを3パターン提示してくれます。

その3つの中から気に入った1つを選ぶのですが、選んだ後に各種ツールを使って手動で微調整することも可能です。初心者にとっては強力な助っ人ですし、中級者以上の方にとっては強力な時短ツールになります。

ツールの例としては、録音したギター・ボーカルトラックに含まれるノイズを消すことができる「Guitar De-noise」や、トラックのラウドネス値を各種ストリーミングサイトのラウドネス基準に一瞬で調整できる「Loudness Control」等があります。

エディションは全部で「Elements・Standard・Advanced」の3つが存在しますが、「Advanced」は映像作品におけるオーディオ編集等の高度な用途への使用が想定されており、通常の音楽制作のみであれば「Elements」か「Standard」が推奨されています。

2021年10月14日からは、各機能の精度を向上させたり、数々の新機能を追加した「RX9」が販売されています。

マルチエフェクター

iZotope / Ozone 9 Advanced

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説明

人工知能を活用したプラグインソフトを開発していることで有名な「iZotope」社が販売しているマスター・プラグインエフェクトです。

AIによる自動マスタリング機能「Master Assistant」を搭載しているため、マスタリング知識のない初心者にとっては非常に強い味方となります。

プロの間でも「とりあえずAI機能を使ってマスタリングし、そこから自分で微調整する」という作業時間短縮のためのプラグインとして使用者が非常に多いソフトです。

全部で「Elements・Standard・Advanced」という3つのグレードが存在しますが、目玉機能である「Master Rebalance」や「Low End Focus」は「Advanced」でないと使えないので、基本的には「Advanced」一択だと思います。

iZotope / Neutron 2

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Neutron3の発売日が2019年6月6日なので、それ以前のバージョン「1~2」を所有していることがわかります。その後、アップグレードしたかどうかの情報は見つかりませんでした。

説明

「iZotope15人工知能や機械学習といった先進技術を活用したプラグインを開発しているアメリカのデベロッパー。」社が開発・販売している、AIミキシング・プラグインです。1つのマザーシッププラグインと7つのモジュラーミキシングツールで構成されています。

本プラグインの最大の特徴は、読み込んだトラックに相応しいプラグイン設定をAIが自動で行ってくれるという「トラックアシスタント機能」です。初心者にとっては各ツールのパラメータ調整の勉強にもなりますし、技術のある方にとっては作業時間の短縮に役立ちます。

2022年6月2日には、新機能を盛り込んだ新バージョン「Neutron 4」がリリースされました。「Neutron 3」まではオーディオトラックを読み込む際に楽器やエフェクトの効き具合を手動で設定する必要がありましたが、「Neutron 4」ではAI機能が強化されたことで、これらの設定が不要(AIが自動で判断)となりました。

他にも、少ないパラメータ設定で素早くトラック全体のサウンドキャラクターを調整できる「Assistant View / アシスタントビュー」、内蔵プリセットや自前のサンプルをリファレンスに自動で調整を行う「Target Library / ターゲットライブラリ」、トラック同時のマスキング(音の被り)を自動で検出・除去してくれる「Unmask Module/ アンマスクモジュール」など、様々な新機能が追加されています。

iZotope / VocalSynth 2

詳細情報

情報源

説明

「iZotope16人工知能や機械学習といった先進技術を活用したプラグインを開発しているアメリカのデベロッパー。」社が開発・販売している、ボーカル用マルチエフェクトプラグインです。組み合わせ可能な5つのボーカルエフェクトと、7つのストンプボックス・スタイルのエフェクト(Distortion等の一般的なもの)で構成されています。

収録されているボーカルエフェクトは以下の通りです。

ボーカルエフェクト
  1. Biovox:人間の声帯をモデリングしたエフェクト
  2. Vocoder:定番の「ロボットボイス」を作成するエフェクト
  3. Compuvox:ビットクラッシングエフェクト
  4. Polyvox:ポリフォニック・ピッチシフター
  5. Talkbox:ビンテージスタイルのエンベロープモジュレーション

ちなみに、本製品にはDeezle、Jonny Hawkins of Nothing More、Computer Magic、KillaGrahamといった4人の著名アーティスト/プロデューサーが作成したプリセットが付属するため、高品質かつメジャーな楽曲で聴いたことのあるボーカルサウンドをすぐに手に入れることができます。

iZotope / Vocal Doubler

詳細情報

情報源

説明

iZotopeが無料で配布している、ボーカルトラックにダブリング効果17同じフレーズ・音色の音を2つ以上重ねることで音に厚みを出す技法を「ダブリング」と言い、これによって得られる効果を「ダブリング効果」と呼ぶ。また、ディレイやコーラスの原理を応用して擬似的にダブリング効果を生み出す「ダブラー・プラグイン」なるものも存在する。を付与する「ダブラー・プラグイン」です。

基本操作は、中央に表示されているGUIの黒丸をマウスでドラッグするだけです。上下のドラッグで「Separation(ステレオ感の調整)」、左右のドラッグで「Variation(ダブリング具合の調節)」パラメータが変化します。

他にも、「Amount」ノブでエフェクトの全体量を調節したり、「Effect Only」スイッチをONにして原音をミュート(エフェクトで生成した音のみを出力する)したりすることも可能です。

Auburn Sounds / GRAILLON

詳細情報

情報源

説明

フランスに拠点を置く「AUBURN SOUNDS」が開発・販売しているボイスチェンジャー・プラグインです。

ボーカル用に最適化されたピッチシフト・エフェクトを使ってグロウルボイスやロボットボイスを作ったり、ビットクラッシャーエフェクトを使って男らしさを付与したりなど、様々な処理が可能です。

Dada Life / ENDLESS SMILE

詳細情報

情報源

説明

「Dada Life」というスウェーデンのEDMデュオが開発・販売している、ビルドアップの作成に必要なエフェクトを全て備えたオールインワンプラグインです。

必要な操作は、7つのプリセットの中からスタイルを選択し、Intensityノブを手動またはオートメーションで操作するだけです。

これだけで、事前に調整されたフィルター、ディレイ、リバーブ、ノイズ生成、サチュレーション、シフター等のエフェクトを一括で適用することができます。

EDM製作者にとっては「Sausage Fattener」と並んで必須のプラグインです。

サンプラー/ツール

Glitchmachines / Cataract 2

詳細情報

情報源

説明

グリッチサウンドに特化したプラグインやサンプルパックを販売している「Glitchmachines」の、セグメントマルチプレクサ18複数の入力信号を合成、あるいは任意の信号を選別し、一つの信号として出力するデバイスのこと。MUXと表記されることが多い。・プラグインです。

同時に最大4つまでのサンプルを読み込み、LFOやフィルター、ステップシーケンサーを使って加工できます。標準で400種のサンプルと180以上のプリセットが付属しているほか、自前のサンプルを読み込ませることも可能です。

2022年4月には、新たに5種類のエフェクトを備えたFXモジュールや、新しいファクトリー・サンプル/プリセットを搭載した「Cataract 2」がリリースされました。

DDMF / Bridgewize

詳細情報

情報源

説明

32bit版VST/AUプラグインを64bit DAWで使えるようにするブリッジプラグインです。昔から愛用しているプラグインがある人にとっては、非常に助かるツールです。

本製品はWindows環境では問題なく動作しますが、Macの場合は「OSX 10.15(Catalina)以降」との互換性がないので注意が必要です。

※以前は32bit版プラグインの読み込みに対応していた各種DAWも、現在は64bit環境へ完全に移行しています。それに伴い、64bit版がリリースされることなく開発が終了してしまった32bitのプラグインが使えなくなってしまいました。

その他

二胡(型番不明)

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。メーカーや型番はわかりませんでした。

説明

中国の伝統的な擦弦楽器の一種です。Amazonや楽天では、演奏に必要な道具一式をセットにした入門セットが多数販売されています。

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