- 手入れが簡単かつ耐久性に優れた金属製グリルを採用
- 布製のポップガードと比べて、サウンドに影響を与える可能性が低い
- Stedman社による生涯保証
- グリルの縁が素材で覆われていないため、注意が必要
- 布製の製品と比べると高価
メリット
手入れが簡単かつ耐久性に優れた金属製グリルを採用
ポップガードにはどうしても唾が付着してしまうため、衛生面が気になってしまいますよね。かと言って、一般的な布製のポップガードはデリケートなので、水で洗ってしまうと破けてしまったりヘタってしまいがちですし、なんなら唾(水分)が染み込むことによって、どんどんフィルターが劣化していきます。
そうした懸念を全て払拭してくれるのが、本製品をはじめとした金属製のポップガードです。布製と違って破れることはないですし、水分が浸透してしまうこともないので、気軽に洗剤を使って水洗いが可能です。乾かす時間も要りませんね。
常に清潔に保てるので、複数人が使う場合や、目下のコロナ禍のように感染症が気になるご時世では、非常に安心感があります。
布製のポップガードと比べて、サウンドに影響を与える可能性が低い
布製のポップガードは、布という素材の性質上、音を通すと高音域が減衰してしまいます(布やナイロンには高音域を吸音する性質がある)。
対して金属製のポップガードは、布製のものと比べて息を遮るものがないので、原音をそのままマイクへと伝えることができます。
更に、Proscreen 101のグリルには、不要な息を下側に排気する「メタル・ダクト」という独自加工が施されています。これによりポップノイズを大幅に低減し、クリアな録音が可能となります。
Stedman社による永久保証
Stedmanから販売されている製品には、全て永久保証が付いています。
初期不良はもちろんですが、通常の使用範囲内で起きた不具合(経年劣化によるグースネック部の強度低下など)であれば、10年経っていても無料で部品交換が可能だそうです。
デメリット
グリルの縁が素材で覆われていないため、注意が必要。
写真の通りではありますが、グリルの縁が素材で覆われていません。金属が剥き出しになっているので、服や布をひっかけてしまったり、雑に触ると手を汚してしまう可能性があります。取り扱いには少し注意が必要ですね。
本製品の仕様はそのままに、縁をゴム素材で覆った「Proscreen 101 Custom」も販売されていますので、気になる方はそちらを選ぶと良いでしょう。また、グリルがより大型化した上位モデル「Proscreen XL」も、グリルの縁がゴム素材で覆われています。
布製の製品と比べると高価
これはProscreen 101に限った話ではありませんが、一般的な布製ポップガードと比べると金属製ポップガードは高価な傾向にあります。
ただ、手入れの容易さや耐久性の高さを考慮すると、初期投資は多くなるものの、初めから金属製の製品を買った方が結果的にはお得だと思いますよ。