- クリアでフラットな音質。
- 多彩なチューニング・オプションと接続端子類を装備。
- 同価格帯においては、最も優れたパフォーマンスを持つ。
- 低音域がやや物足りない。
ブランド | YAMAHA |
カテゴリ | スタジオモニター |
販売期間 | 2013年6月下旬 ~ 現在 |
ユーザー | 天月 Orangestar 神山羊 削除 柊マグネタイト(執筆中) |
解説
「YAMAHA HS5」は、YAMAHA株式会社が展開しているモニタースピーカーの製品群「HS Series」に属す、5インチ・バイアンプ・2WAY・バスレフ型パワードスタジオモニターです。
非常にフラットな音質が特徴で、モニタースピーカーとしての基本をしっかり押さえたオススメの製品です。
メリット
クリアでフラットな音質
HS5は、HSシリーズ用に新規開発された5インチ・ウーファーと1インチ・ドーム・ツイーターを搭載した2WAYバスレフ型で、それぞれに専用のパワーアンプ(LF45W+HF25W)が備わっています(バイアンプ方式)。
共振や歪みを最小限に抑えるよう設計されたパーツと、合計70Wの高品位パワーアンプの組み合わせにより、優れたステレオイメージとクリアな特性を実現しています。
多彩なチューニング・オプションと接続端子類
本機のリアパネルには、スピーカーを壁際に設置した際に強調されがちな低域を補正するための「ROOM CONTROL(0、-2dB、-4dB の3段階)」、および高域を調整する「HIGH TRIM(+2dB、0、-2dBの3段階)」のスイッチが備わっています。
一般にモニタースピーカーは壁やコーナーから1.5m以上離れた場所に設置するのが最適とされていますが、やむを得ず壁際に設置するしかないケースもあると思います。
そんな時に、本機の「ROOM CONTROL」を調整することで、ブーミー感を消し去り自然な低音に近づけることができます。「HIGH TRIM」と併せて、設置環境や用途に合わせてサウンドをチューニングできるのは便利です。
入力端子はXLR端子とTRS端子があり、後者はアンバランス信号にも対応しています。ミキサーやキーボード、オーディオインターフェースからの出力など、あらゆる機器との接続に対応しています。
デメリット
以下に示すように、HS5には欠点が存在しますが、同価格帯のモニタースピーカーの中では比類なきパフォーマンスを有しています。3万円ほどの予算でモニターを探している方にとってはベストな選択になることは間違い無いでしょう。
低音域が少し物足りない
HS5のデメリットとして、低音域が弱いという点がしばしば挙げられます。
HS5のスペック上の再生周波数帯域は「54Hz-30kHz」となっていますが、周波数特性表を確認すると、200Hz辺りから出力が落ち始め、80Hz付近で一旦回復し、それ以下で再び落ち始めることがわかります。
これが低音域の物足りなさの原因となっているようです。
ただ、HSシリーズの取扱説明書を読むと、サブウーファー (HS8S)の追加を推奨する文言と接続方法についての説明がありました。
したがって、ミックスの質を上げたい方やEDMなどの低音域が重要な音楽を制作している方は、サブウーファーの導入を検討すると良いでしょう。
品番末尾の“W”はホワイトモデルを、“I”はリギングポイント(ネジ穴)を搭載した吊設置対応モデルを意味します。音に関わる部分の仕様は同一です。