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【sasakure.UK】使用機材・解説(39製品)

土岐麻子さんをボーカルに迎えた「Little Cry of The Abyss feat. Asako Toki」の作曲者として、また、前衛的バンド「有形ランペイジ」のプロデューサーとして知られているトラックメイカー「sasakure.UK」氏の使用機材についてまとめました。

筆者による各機材のレビューもございますので、併せて参考にしていただければ幸いです。

目次

PC環境

Apple / Mac Pro

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が写っています。

説明

Apple開発・販売しているコンピューターの中で、最も高い性能を誇るフラッグシップ・ワークステーションです。デザイン設計や科学技術計算、動画編集や音楽制作など、高い処理能力が必要とされる用途での使用が想定されています。

最も安価なカスタマイズでも、CPU:Intel Xeon W-3223(3.5GHz 8コア)、RAM:32GB(4x8GB)、GPU:Radeon Pro W5500X(8GB GDDR6)、SSD:512GBというハイスペッ仕様であり、価格は税込659,780円となっています。

プロでもない限りはここまでのスペックは必要なく(というかプロでもiMacやMacbook Proを使っている人も多いです)、一般的には以下のスペックがあれば十分にDTMができます。

DTMに必要なPCスペック
  • CPU:最新世代 Core i5 / Ryzen 5 / Apple M1以上
  • メモリ:16GB以上(生音中心なら8GBでも可)
  • ストレージ:SSD512GB以上(サブストレージとしてならHDDもあり)

DAW

MOTU / Digital Performer

詳細情報

情報源

下記記事に、本製品を使っているとの記述があります。

説明

オーディオインターフェイス等を手掛ける「MOTU」が販売している老舗DAWです。

元々は1985年にMIDIシーケンサーソフトとして開発・販売開始されたこともあり、現在でもMIDI編集機能が他社DAWと比べて一歩抜きんでている印象があります。

そのため、市場シェアは低いもののプロの間でも愛用者が多く存在します。

オーディオインターフェイス

RME / Fireface 800(現行:802)

詳細情報

情報源

下記記事に、本製品を使っているとの記述があります。

説明

かつてRMEから販売されていた、28in/28out、24bit/192kHz、FireWire800を搭載したハイエンド仕様のFireWireオーディオインターフェイスです。

非常にクリアな音質やレイテンシーの少なさ、動作の安定性に定評があり、プロの現場でもスタンダードとなっています。

現在は、チャンネル数を30in/30outに増やし、USB2.0にも対応する等の進化を遂げた後継種の「Fireface 802」が販売されています。

ちなみに、FireWireとはIEEE 1394の名称でも知られている接続端子規格の一種で、現在はUSB端子やThunderbolt端子の普及に伴って衰退し、搭載している機器は少なくなっています。

MOTU / 828mk3(現行:828mk3 Hybrid)

詳細情報

情報源

「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページにて「sasakure.UK」さんの作業部屋の写真が掲載されているページが公開されており、そこに本製品が写っています。

説明

MOTU/828mk3は、2008年3月にMOTUより発売された28in/30out、24bit/192kHz仕様のFireWire接続オーディオ/MIDIインターフェイスです。

2011年1月27日からは、FireWireだけでなくUSB2.0接続とWindows OS(64bit)にも完全対応したアップデート版「828mk3 Hybrid」が販売されています。

豊富な入出力インターフェイスや2つのマイクプリアンプ、視認性に優れたレベルメーターに加え、内蔵DSPで動作するエフェクト&デジタルミキサー「CueMix FX」を備えており、PC側に負担を掛けずにEQやコンプを使うことができます。

サウンドについては原音に忠実という評判が有力ですが、楽器店で視聴した際、個人的には少し中音域が厚めな印象がありました。ギターやボーカルの録音とは相性が良いかもしれません。

RME社のものと比べると流石に解像度では劣りますが、コストパフォーマンスを考えれば本機は十分にお勧めできるモデルとなっています。

ヘッドフォン・スピーカー

YAMAHA / MSP5 STUDIO

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。

説明

YAMAHAのプロフェッショナル向けフラッグシップスタジオモニター・シリーズ「MSP STUDIO Series」のミドルレンジモデルです。

しかし、既に上位機種の「MSP7」が生産完了となっているので、本機が事実上の最上位モデルとなっています。

本機は限られたスペースでの音楽制作に対応したコンパクトボディかつ、外部機器への干渉を軽減する防磁設計となっており、プロだけでなく宅録DTMerにも非常にオススメできるモデルとなっております。

FOCAL / CMS50(現行:Shape 50)

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

フランスのオーディオメーカー「FOCAL」がかつて販売していたモニタースピーカー「CMS シリーズ」のミドルレンジモデルです。

世界100誌以上によりベストプロダクト2008/2009を選ぶm.i.p.a.(musikmesse international press award)でスタジオモニター部門のアワードを受賞したモデルでもあり、サウンドの良さはプロのお墨付きです。

現在は後継シリーズとして「SHAPE シリーズ」が展開されていますが、ボディの素材から何まで全く違った製品設計となっていますので、後継というよりは新シリーズという認識が正しいかもしれません。

beyerdynamic / DT880PRO 250Ω

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

ベルリンで誕生した老舗オーディオ機器メーカー「beyerdynamic」社のセミオープン型ヘッドホンです。プロアマ問わず世界的に人気のあるベストセラーモデルです。

本機はセミオープン型ということで、開放型特有の自然で音抜けの良いワイドレンジなサウンドと、密閉型特有の深みのある低域と情報量の多いサウンドを兼ね備えています。

一点注意としましては、本機は250Ωとハイインピーダンス・ヘッドホンですので、iPhoneやPCのイヤホンジャックにそのまま繋いでも電力が足らず、本領を発揮できません(音量をマックスにすればなんとか聴けるレベルです)。

従って、本機が持つ性能を引き出すには、オーディオ再生機器との間にオーディオインターフェイスやヘッドホンアンプ等の機器を挟んで出力を増大させる必要があります。

マイク

Violet Design / The Amethyst Standard

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

独特なデザインのマイクを製造しているラトヴィアのメーカー「Violet Design」のコンデンサーマイクです。

ダークなアメジストレッドのボディに、ラージダイヤフラムの単一指向性カプセルを搭載し、空気感のある高音、中音域に余裕のあるボーカルの存在感、強調された低音域など、モダンでディテールに富んだサウンドを実現しています。

Violet Design社のHPを見に行ってみましたが、ラインナップには名前があるものの、オンラインストアではもう販売されていないようでした。

ピアノ・シンセサイザー

KORG / microKORG XL

詳細情報

情報源

下記記事の最後の方に、「microKORG XL」の写真が写っています。

説明

2008年にKORGより発売されたアナログモデリングシンセサイザーです。世界中で人気を博しているアナログ・モデリング・シンセサイザー「microKORG」にエレピやCX-3のオルガンなどのPCM音源を搭載し、キーボードとしての機能を充実させたモデルです。

2012年10月からは、内蔵PCM音源の追加や変更、並びにジャンルセレクターを現代の音楽シーンに準じたものに変更するといったマイナーチェンジが施された「microKORG XL+」が販売されています。

通常の「microKORG」との音源以外の違いは以下の通りです。

  • 最大同時発音数が4数から8数へ増加
  • ナチュラルタッチ鍵盤の搭載により弾きやすさが向上
  • USB端子が搭載されたことにより、MIDIインターフェイスが無くとも直接PCと接続可能

ARTURIA / MiniBrute(現行:MiniBrute 2)

詳細情報

情報源

下記記事に、本製品を使っているとの記述があります。

説明

アナログ回路をコンピューター上で再現したソフトシンセ音源をリリースしている「Arturia」が、それまでに培った技術を駆使して開発したオリジナルのアナログシンセサイザーです。

幻の名機として知られる「Steiner-Parker Synthacon」のフィルターを搭載しているのが特徴で、デジタル及びソフトシンセがスタンダードとなっていた時代に100%アナログによる信号経路と革新的な機能を搭載した本機は、アナログシンセ・ブームのリバイバルの切っ掛けとなる大ヒット製品となりました。

現在は後継機種の「MiniBrute 2」が販売されていますが、こちらは新たにサブオシレーターや合計48系統のパッチベイを追加搭載したことにより、初代と比べてサウンドメイキングの幅がとても広がっています。

MOOG / Sub Phatty(現行:Subsequent 25 / 37)

詳細情報

情報源

下記記事に、本製品を使っているとの記述があります。

説明

超有名シンセメーカー「MOOG」が、 アナログシンセのリバイバルブームに呼応する形で世に送り出したモノフォニック・アナログシンセサイザー「Little Phatty」を元に、低音を強化する等してよりアグレッシブなサウンドを出せるようにしたのが本機「Sub Phatty」です。

現在は既に生産完了品となっており、直系の後継機種は販売されていませんが、「Little Phatty」を源流とする「Subsequent 25 / 37」が販売されています。

MOOG / MINITAUR

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

1975年に登場して人気を博した足踏みシンセベース「Taurus」の心臓部を取り出して、使い易くコンパクトにまとめたMIDIコントロール型のミニ・ベースシンセです。

「Taurus」シリーズの中では初めてフットペダルが無くなったモデルで、MIDIコントローラーやPCと接続して使うことが想定されています。

MIDI接続だけでなくUSB接続にも対応しており、シンセサイザーに詳しくない人でもとりあえずPCに繋げれば使えるということで、入門シンセとしてもお勧めです。

YAMAHA / MOTIF-RACK ES

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

かつてヤマハから販売されていた、プロフェッショナル用鍵盤シンセサイザー「MOTIF ES」の音源を1Uラックマウントサイズに凝縮した音源モジュールです。

「MOTIF ES」のプリセット音色と同じく1024個のインストゥルメントと65個のドラムキットを内蔵しています。

2004年発売と大分古いシンセですが、公式HPのファームウェア一覧を見るとWindows10にも対応しているようです。

Roland / SC-8850

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

1999年にローランドから発売されたDTM用音源モジュールです。

1703種類の楽器音源を搭載している他、エフェクトはリバーブ、コーラスのほか、ビブラート、ディストーション、トレモロなどの効果を付加するローランド独自の「インサーションEFX」を搭載しています。

ドライバーが Windows Vista までしか対応していませんが、市販のUSB-MIDIインターフェイスを使えば Windows 10 でも使えるそうです。

TEENAGE ENGINEERING / OP-1

詳細情報

情報源

説明

スウェーデンのストックホルムに拠点を置く電子楽器メーカー「TEENAGE ENGINEERING」社を代表する多機能シンセサイザーです。

シンセサイザー・モード、ドラム・モード、演奏を録音するテープ・モード、音量などのミックス作業を行うミキサー・モードの4つのモードを搭載しています。要するに、モードを切り替えながら演奏していくことでこれ一台で作曲も可能ということです。

他にもメトロノーム機能や、シーケンサー機能、マイクなどの外部音声をサンプリングする機能なども搭載されています。

個人的には、内臓FMラジオから直接音声をサンプリングできる機能がグッときます(権利関係の問題があるので人様に発表はできませんが・・・)。

MIDI入力機器

Native Instruments / MASCHINE MK2

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付動画で本製品が使われています。

説明

KOMPLETE音源で有名なNative Instruments社が展開する、多機能パッドコントローラー「MASCHINEシリーズ」の旧モデル(1世代前)です。

MASCHINEは、サンプラー、アレンジャー、ミキサー、FX等を搭載したハードウェアとソフトウェアの統合システムであり、作曲やパフォーマンスに必要な機能を網羅しています。

内蔵されたドラムシンセやサウンドFXを使ってビートを作るのはもちろん、サンプラーとして外部(PCなど)の音源や素材を読み込ませて演奏することも可能です。

現行の「MK3」は、ディスプレイが大型化&RGBカラー化した他、オーディオインターフェイス機能を搭載したり、パットサイズが大きくなったり等の進化を遂げています。

AKAI professional / MPC 1000BK

Akai Professional(アカイプロ)
詳細情報

情報源

下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。

説明

AKAI professionalより2005年末に発売された、MPCシリーズのハードウェアサンプラーです。当時のMPCシリーズの中ではエントリーモデルとして位置付けられていました。

安価なエントリーモデルでありながら、上位機種である「MPC2500」に採用されていた、本体のレコードイン端子に外部の再生機器を接続してミックスができるインプットスルー機能やディレイエフェクトなどを搭載したことで、とても人気がありました。

ソフトウェア音源

マルチ音源・バンドル

Native Instruments / KOMPLETE 13

Instruments Bundle by Native Instruments
詳細情報

情報源

同社のパッドコントローラー「Maschine(SELECT付属)」を所有していることや、書籍「ボカロPのDTMテクニック100」に「MASSIVE X、Battery」が使用機材として記載されていることから、無印以上のKOMPELTEバンドルを所有している可能性が非常に高いです1BatteryはSELECTに収録されていないので、Maschine付属のSELECTから無印以上にアップグレードしたのだと思われます。

説明

音楽制作に必要なあらゆるサウンドを全て備えた業界標準の総合音源です。このバンドルとDAWだけで曲を作っているプロもいるほどです。

収録されている音源やエフェクトの数によってグレードが分けられているので、予算に合わせて選ぶとよいでしょう(後から上位版へアップグレードが可能です)。

ちなみに無印版には、68個のインストゥルメント&エフェクトに、24種類のExpansions(サンプルパック)という、合計で35,000以上のサウンドが収録されています。

IK MULTIMEDIA / SampleTank 4

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

イタリアの音楽制作アプリ・周辺機器メーカー「IK MULTIMEDIA」が開発した総合マルチ音源です。現在市場で販売されているマルチ音源の中では比較的安価なため人気があります。

全部で4つのグレードが存在しますが、違いは収録されている音源の数のみで、使える機能は一緒です。各グレードごとの特徴は以下の通りです。

Sampletank 4 CS (無料)SampleTank 4 本体のフル機能に加え、合計4GBの厳選された50種類のインストゥルメントを使用可能。
SampleTank 4 SESampleTank 4 本体のフル機能に加え、厳選された2,000種類のインストゥルメントを使用可能。4で25GBの新作サウンドを含む合計30GB以上のライブラリーを収録。
SampleTank 470GBの新作サウンドを含む合計100GB以上のライブラリー、6,000種類のインストゥルメントをバランスよく収録しています。
SampleTank 4 MAX200GBの新作サウンドを含む合計250GB以上のライブラリー、8,000種類のインストゥルメントを収録。SampleTank 4 のフラッグシップともいえる最上位グレードです。
IK Multimediaの公式HPを参考に筆者が作成

ギター・ベース

VIR2 / ELECTRI6ITY

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

多岐に渡るジャンルのサンプルパックを販売していることで有名な「Big Fish Audio」社が立ち上げたソフトウェア・ブランド「VIR2」を代表するエレキギター音源です。

有名な8種類のタイプのエレキギター(ストラト、テレキャス、P90、レスポール、リッケンバッカー、ダンエレクトロ・リップスティック、ES335、L4)を収録し、各モデルが持つ個性を忠実に再現しています。

ELECTRI6ITYのサンプルは全てクリーントーンで収録されているため、豊富な内臓マルチエフェクトだけでなく、外部のソフト(Biasシリーズ等)を使って音作りが可能です。

SPECTRASONICS / Trilian

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

アメリカのソフトウェアメーカー「SPECTRASONICS」が販売する総合ベース音源です。

アコースティックベース、エレキベース、シンセベースといったあらゆるベース楽器を収録しており、汎用性の高いベース音源として高い評価を得ています。

プロの間でも使用者が多く、コストパフォーマンスの良さと音質の優れ具合から、迷ったらこれを買っておけと言われる事も多いです。

また、このソフトは、同社が販売しているシンセサイザー音源「Omnisphere」と連携することが可能です。

シンセサイザー

Arturia / Mini V

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

「Moog」社の伝説的アナログシンセサイザー「Minimoog」を再現したソフトウェア音源です。音源の質や再現度はMoog社のお墨付きです。

単体でも購入できますが、それよりは本品を含むArturia社のシンセサイザー音源、計32種類のソフトウェア音源をバンドルにした「V Collection 9」を購入した方が圧倒的にコスパが良いのでオススメです。

YMCK / Magical 8bit Plug(現行:Magical 8bit Plug 2)

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

日本のチップチューン・ユニット「YMCK」のコンポーザー「Yokemura」さんが開発した、フリーのソフトウェア・シンセサイザーです。名前の通り、ファミコン音楽のような8bitサウンドを作ることができます。

2020年2月からはGUIの一新、64bitへの対応、音色の時間変化を細かくカスタマイズできるカスタムエンベロープ機能、波形の追加などが施されたメジャーアップデート版「Magical 8bit Plug 2」が公開されています。

主な操作は各パラメータを左右に調整するだけというシンプル設計な上に、開発者ご本人がYoutubeチャンネルに公式チュートリアル(全4回)を投稿してくださっています。

至れり尽くせりなこのソフト、YMCK公式HPにて無料で配布されてはいますが、Paypalで寄付(500円単位)もできますので、使ってみて気に入ったら投げ銭しましょう。

オーケストラ

EAST WEST / Symphonic Orchestra Platinum Plus Complete

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

オーケストラ音源を始めとした音楽制作ソフト音源を開発している「East West」のオーケストラ総合音源です。

STRING・WOODWINDS・BRASS・PERCUSSIONの4セクションに分けられており、全部で194GBものサンプルデータを収録しています。

しかし、発売から時間が経っていることや、同社から「Hollywood Orchestra」という新たなオーケストラ音源が発売されたことにより現在はあまり名前を聞かなくなりました。今買うのであれば新しい「Hollywood Orchestra」の方がおすすめです。

Vienna Symphonic Library / VIENNA SPECIAL EDITION VOL. 1

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

ハイクオリティなオーケストラ音源を開発していることで有名なVIENNA社の総合オーケストラ音源です。オーケストラ編成に必要な28種類以上の楽器と基本的な奏法(アーティキュレーション)を網羅的に収録しています。

一つ注意としては、Vienna Symphonic Library社製品は別売りの「VIENNA キー(USBドングル)」によるコピー・プロテクション方式を採用しているということです。そのUSBドングルは各製品パッケージには付属しておらず、別途購入する必要があるのでお気を付けください。

2019年6月からは、本ライブラリを新開発エンジンを搭載したサンプラーソフト「SYNCHRON PLAYER」向けに移殖した「SYNCHRON-IZED2「SYNCHRON-IZED」シリーズとは、従来の「VIENNA INSTRUMENTS」ライブラリを、新開発エンジンを搭載したサンプラーソフト「SYNCHRON PLAYER」向けに移殖した製品群を指す。SYNCHRON PLAYERでは、打ち込み機能が強化(簡易化)された他、同社が運営する大規模レコーディングスタジオ「Synchron Stage Vienna」の音響特性を再現するリバーブ機能が搭載されており、より簡単に、よりリアルなサウンドを得られるようになっています。 SPECIAL EDITION VOL. 1」版も販売されています。

2022年3月18日より、Vienna Symphonic Library社製品は従来のeLicenser(USBドングル)を使用した認証方式を廃止し、iLok認証方式へと移行しています。iLok Cloud にも対応しているので、事実上ドングルが不要となりました。

ドラム・パーカッション

FXPANSION / BFD3

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

ロンドンに拠点を置く音楽系ソフトウェアメーカー「FXPANSION」が販売しているアコースティックドラム音源です。

音のリアルさと音作りの幅の広さに定評があるのですが、その反面初心者にとっては少し扱いづらい音源となっています。ドラムの音にこだわりたい人にお勧めです。

XLN AUDIO / Addictive Drums 2

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

値段が安いこと、即戦力級のプリセットが豊富なこと、UIが視覚的にわかりやすい等の点から、初心者にもオススメの定番ドラム音源です。

全部で7つの商品形態が存在しますが、コスパの良さで言えば「Custom」か「Custom XL」がオススメです。「Custom」はADpak・MIDIpak・Kitpiece Pak を任意に3つずつ選択可能で、XLの方は6つずつ選択可能なパッケージです。

  • ADpak:ドラムセットのこと。ジャンル別に分けられていますので、自分の作りたいジャンル適したパックを選びましょう。 
  • MIDIpak:プロドラマーによって作られたMIDIデータが収録されたパック。ADpak同様各ジャンルに特化しているものが多いです。
  • KitpiecePak:キットパーツ(スネア、バスドラム単体など)を追加するパック。民族楽器(カホン)などもあります。

ボーカル音源

CRYPTON / 初音ミク V2(現行:V4X)

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。

説明

言わずと知れた大人気ボーカロイド音源「初音ミク」の初代ライブラリです。現在はV4Xという新しいバージョンが販売されていますが、sasakure.UKさんは敢えて初代の「V2」を使用しているそうですね (40mPさんもV2をメインに使っている様でした) 。

「初音ミクV2」は2022年5月現在も、クリプトンの公式オンラインショップで購入可能ですが、現行のボーカロイドエディターソフト「VOCALOID 5」は「初音ミクV2」を含む「VOCALOID 2 音源ライブラリ」の読み込みに対応していません。

読み込みに対応しているソフトで2022年5月現在も入手可能なのは、クリプトン社のV4Xライブラリに付属する「Piapro Studio」のみです。従って、V2ライブラリだけ購入しても使えませんのでご注意ください。

CRYPTON / 初音ミク・アペンド

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

「初音ミク V2」に合計6種類の音声ライブラリーを追加できるパックです。

甘くささやくような[Sweet]、大人びた声で哀愁の有る[Dark]、柔らかで優しい声の[Soft]、ハキハキと活舌の良い[Vivid]、シャープで緊張感のある声質の[Solid]、明るくあっけらかんとした張りの有る声質の[Light]です。オリジナルの『VOCALOID2 初音ミク』の歌声と合わせると7色の声を使い分ける事が可能となります。

ちなみに、現行のV4Xは標準で[Light]と[Vivid]を除く計5種類の声色が使用可能です。搭載されていないその2つの声色は、「VOCALOD 3 エンジン」ではありますが単品で販売されています。

CRYPTON / 鏡音リン・レン V4X

詳細情報

情報源

「タイガーランペイジ」等の曲で使用が確認できます。

説明

声優「下田麻美」さんの声を元に作成された人気ボカロライブラリ「鏡音リン・レン」の「VOCALOID 4」音源です。日本語音声だけの無印版と、英語音声も同梱されたバンドル版の2種類が販売されています。

女性の「リン」と、男性の「レン」という得意な音域や雰囲気の異なった2つの歌声が収録されているため、楽曲によって使い分けることが可能です。

CRYPTON / 巡音ルカ V4X

詳細情報

情報源

「ワンダーラスト」等の楽曲で使用が確認できます。

説明

声優「浅川悠」さんの音声を基に作られた「VOCALOID 4」音源です。大人っぽい声が特徴でR&Bなどの落ち着いた楽曲に向いています。

標準で英語のデータベースも搭載されていますので、追加で英語ライブラリを購入する必要がないにもかかわらず、クリプトン製ボカロライブラリの中では一番安価となっています。

INTERNET / VOCALOID4 Library Megpoid V4

詳細情報

情報源

「Anti-Gravities」等の楽曲で使用が確認できます。

説明

日本の音楽制作ソフト開発会社「INTERNET(インターネット)」から販売されている、声優・歌手の「中島愛」さんの音声を基に作成された「VOCALOID4」音源です。

クリプトン社のライブラリと違って単体購入では使用できず、別途クリプトン社製品に付属する「Piapro Studio」か、YAMAHA公式サイトで販売されている「VOCALOID 5」が必要です。

1st PLACE / IA DUO PACKAGE

詳細情報

情報源

「Ponkotsu Distorker」等の楽曲でIAの使用が確認できます。

説明

ゲーム「AIR」の主題歌「鳥の詩」のボーカルとしても有名な「Lia」の声を元に作成された「VOCALOID 3」エンジンの歌声ライブラリです。

オリジナルの「IA -ARIA ON THE PLANETES-」と、よりパワフルな声色の追加ライブラリ「IA ROCKS」、そしてこれらをバンドルしたお得パッケージの3形態で販売されています。

クリプトン社のライブラリと違って単体購入では使用できず、別途クリプトン社製品に付属する「Piapro Studio」か、YAMAHA公式サイトで販売されている「VOCALOID 5」が必要です。

ソフトウェアプラグイン

マルチエフェクター

IK Multimedia / T-RackS 5

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

イタリアの音楽制作アプリ・周辺機器メーカー「IK MULTIMEDIA」が開発したオールインワン・マスタリングソフトです。

各トラックの調整から、配信、CD作成用マスターの書き出しまで、音楽制作のあらゆる過程で使えるという汎用性の高さから、プロの現場でも使われています。

全部で4つのグレードが存在しますが、違いは収録されているプロセッサーの数のみで、使える機能は一緒です。各グレードごとの特徴は以下の通りです。

T-RackS 5 CS(無料)T-RackS 5 本体のフル機能に加え、2つの厳選されたプロセッサーを使用可能。
T-RackS 5T-RackS 5 本体のフル機能に加え、合計9つの厳選されたプロセッサーを使用可能。
T-RackS 5
Deluxe
T-RackS 5 本体のフル機能に加え、合計22つの厳選されたプロセッサーを使用可能。
T-RackS 5 MAXT-RackS 5 本体のフル機能に加え、合計38つの厳選されたプロセッサーを使用可能。
IK Multimediaの公式HPを参考に筆者が作成

Waves / H-Comp Hybrid Compressor

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

トランス、真空管、トランジスターの持つアナログ感と、プラグイン(デジタル)ならではのパワーと精度を兼ね備えた Waves のハイブリッド・コンプレッサープラグインです。

単品での購入も可能ですが、本プラグインは Platinum 以上の Waves バンドルに含まれていますので、そちらで手に入れることをオススメいたします。

WAVES / GTR3

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

Fender、Marshall、Mesa Boogie、Vox 等の人気アンプを解析して開発された Waves のアンプシミュレーターです。

19種類のギターアンプ、7種類のベースアンプ、22種類のキャビネット、26種類のエフェクターを収録しており、幅広いジャンルのサウンドメイキングに対応しています。

単品での購入も可能ですが、本プラグインは Gold 以上の Waves バンドルに含まれていますので、バンドルで手に入れることをオススメいたします。

Waves / IR-L Convolution Reverb

詳細情報

情報源

書籍「ボカロPのDTMテクニック100」の試し読みページとして公開されている「sasakure.UK」さんのページに、本製品が使用機材として記載されています。

説明

Waves の 定番コンボリューション(畳み込み演算)リバーブ・プラグインです。

コンボリューション・リバーブというのは、実際の空間や機器から記録した反響、音響特性をリバーブとして機能させるサウンド・エフェクトのことです。

シドニーのオペラハウスやニューヨークのボトムライン、日本の霧島ホールなど…多数の場における音響特性がプリセットとして収録されています。

本プラグインは単品での購入も可能ですが、全ての Waves バンドル に含まれていますので、バンドルで手に入れることをオススメいたします。どのエディションを選ぶかは予算にもよりますが、GOLDを買っておけば当面の間は不足を感じることはないでしょう。

その他

YAMAHA / QY-100

詳細情報

情報源

下記記事にて、初めて買った機材として本機の名をあげています。アルバム「不謌思戯モノユカシー」の楽曲にも、本機内臓の音色を取り入れたそうです。

説明

かつてYAMAHAから販売されていたモバイルシーケンサーです。525音色&22種のドラムキットに加え、リバーブ/コーラス/バリエーションの3系統エフェクトを内蔵しています。

他にも、選ぶだけで再生可能な768種類もの本格的なバッキングパターンや、16トラックのシーケンス機能など、小さな本体からは想像できないほど多くの機能を有しています。

ROLAND / HandSonic HPD-20

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。

説明

2013年9月27日にローランドから発売された、デジタル・ハンド・パーカッションと呼ばれる電子楽器です。13分割されたパッドにそれぞれ音色を割り当て、手や指でパッドを叩くことで演奏します。

世界各地のパーカッション楽器、SuperNATURALエンジンによるアコースティックドラム・セット、EDM系サウンド、などを含む850種類の音色と250種のキットを内蔵しており、様々なジャンルに対応可能です。

他にも、サウンド・レイヤー機能や、25種類(3系統)のマルチエフェクト&10種類のアンビエンス(音響特性)&3バンドEQ、Wavファイル形式でフレーズを録音できるクイックレック機能など、豊富な機能を搭載しています。

おすすめの1曲

トンデモワンダーズ(楽曲提供)

sasakure.UK アイキャッチ

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