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【40mP】使用機材・解説(40製品)

「からくりピエロ」や「恋愛裁判」をはじめとする数々のヒット曲を持つボカロP「40mP」さんの使用機材についてまとめました。

筆者による各機材のレビューもございますので、併せて参考にしていただければ幸いです。

目次

PC環境

Windows OS 自作PC

詳細情報

情報源

説明

自作のPCを使用している様です。詳しいスペックは分かりかねますが、40mPさんは非常にメモリ負荷がかかるオーケストラアレンジもしていますので、かなりの高スペック仕様だと思われます。

一般的にDTMでオーケストラアレンジをする場合は、PCのメモリは最低でも64GBが推奨されています。

DTMに必要なPCスペック
  • CPU:最新世代 Core i5 / Ryzen 5 / Apple M1以上
  • メモリ:16GB以上(生音中心なら8GBでも可)
  • ストレージ:SSD512GB以上(サブストレージとしてならHDDもあり)

ELECOM / M-XGM10DBBKEC

詳細情報

情報源

机の上に置いてあるのが確認できます。

説明

エレコムが販売している定番の5ボタン・ワイヤレスマウスです。

2つのサイドボタンは付属のソフトウェアを使えば自由に機能をアサインできますので、DAWのショートカットキーを登録するなどして使うと便利だと思います。

S・M・Lの3種類のサイズが販売されていますので、自分の手の大きさに合わせて選べるのも良いところです。

DAW

Steinberg / Cubase Pro 12

詳細情報

情報源

ツールバーに「Cubase Pro」の文字が見えます。

説明

国内トップシェアの大定番DAWです。以前は「Vocaloid Editor for Cubase」というCubase専用のボカロエディターソフトが用意されていたこともあり、ボカロPにも使用者が多い印象です。

詳しくは以下の記事で解説しています。

オーディオインターフェイス

RME / Fireface UCX(現行:UCX II)

詳細情報

情報源

見づらいですが、PCモニターの右下に本製品が置いてあります。

説明

18in/18out、24bit/192kHz、USB2.0及びFireWire 400接続対応のプロ仕様オーディオインターフェイスです。

できる限りコンパクトに収めたハーフラックサイズの筐体に、18in/18outものオーディオチャンネル、デジタル制御プリアンプ、最新のAD/DAコンバーターを搭載しています。

ちなみに、類似モデルに先発の「Fireface UC」がありますが、そちらはUCXの下位モデルと位置付けられています。

両者は入出力端子やサンプルレートに違いはないものの、UCXはUSB接続とFirewire接続の両方に対応していたり、内部パーツが増設されて音質が向上していたり等の違いがあります。

2021年6月には後継機となる「UCX Ⅱ」の販売が始まりました。USBストレージデバイスに直接録音ができるDURec機能の搭載、RMEの最新ジッター1抑制技術「StedyClockFS」への対応、MIDI入出力端子の搭載(ブレイクアウトケーブルの廃止)など、全体的に機能が強化され、音質だけでなく利便性も向上しています。

RME / Babyface メタリックブルー(現行:Babyface Pro FS)

詳細情報

情報源

机の上に置いてある青色の筐体が本製品です。

説明

かつてRMEが販売していた「10in/12out・24bit/192kHz・USBバスパワー対応」のオーディオインターフェイスです。

現行の「Babyface Pro FS」から数えると2世代前のモデルですが、他社製品含むオーディオインターフェイスの現行ラインナップと比べても性能的には劣っていません。

中古で見つけた場合は購入しても良いかもしれませんね。

ヘッドフォン・スピーカー

SONY / MDR-CD900ST

詳細情報

情報源

説明

GENELEC / 8030A(現行:8030C)

詳細情報

情報源

ツイート時期からして初代の8030(=GENELEC / 8030A)だとわかります。

説明

プロ向けのモニタースピーカーを開発しているフィンランドのメーカー「GENELEC」が2005年から2013年までのあいだ販売していたモニタースピーカーです。

2013年にリリースされた後継機「8030B」を経て、2017年4月からは現行モデルである「8030C」が販売されています。

基本設計はそのままに、搭載アンプのグレードアップや、電源スイッチやボリュームノブが背面に移動したりなどの変更がなされています。

マイク

NEUMANN / U87Ai

詳細情報

情報源

下記ツイートの添付写真を見ると、本製品が設置されているのがわかります。

説明

レコーディングスタジオには必ずと言っていいほど置いてある、世界中で大定番のハイエンド・コンデンサーマイクです。

低域から中音域にかけた太いサウンドと、耳がキンキンならないよう調整されつつも抜けの良い高音域を併せ持ったバランスの良さが特徴的です。

ボーカルだけでなくアコギやピアノ等の楽器の録音にも最適で、どんな場面でも高いパフォーマンスを発揮する万能マイクとして名を馳せています。

STEDMAN / PROSCREEN XL

詳細情報

情報源

U87aiと一緒にセッティングされています。ポップガードの形状からして「STEMAND / PROSCREEN XL」だとわかります。

説明

2007年にラトビアのリガで設立されたマイクメーカー「JZ MICROPHONES」のポップフィルターです。

独特な波紋型デザインの金属製メッシュにより、高音域を綺麗に保ちつつ、ポップノイズをかなり低減してくれると評判です。

同社のベストセラーモデル「PROSCREEN 101」との違いは、ポップガードの直径が大きくなっていることと、ガードの縁にゴムが取り付けられていることが挙げられます。

ギター・ベース

Gibson USA / Les Paul Classic Cherry Sunburst(現行:Les Paul Classic Heritage Cherry Sunburst)

詳細情報

情報源

写真のリンクが消滅してしまったようで、確認ができません。

説明

60年代初頭のスタイルを再現したレスポールギターです。

Gibsonは現在も「Les Paul Classic」という名前のレスポールを販売していますが、40mPさんの物と現行ラインナップのモデルを見比べると多少デザインが異なっているので、40mPさん所有の「Les Paul Cassic」は恐らく年代物だと思われます。

年代によって価格は異なりますが、大体20万~40万の間で販売されています。

Fender / American Deluxe Stratocaster(現行:American Ultra)

詳細情報

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Fender USA時代に貼られていた紫色のシールがあることやボディの形状などから「Fender USA / American Deluxe Stratocaster」だとわかります。

説明

1998年から2015年頃まで販売されていた「American Deluxe」のストラトキャスターです。モダンCグリップのメイプルネックを採用するなど、「American Standard」をより現代的な仕様にアップグレードさせた上位シリーズとして位置付けられていました。

後継シリーズとしては、2016年〜2019年までは「American Elite シリーズ」が、2019年11月からは現行の「American Ultra シリーズ」が販売されています。

MARTIN / D-28

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情報源

説明

世界中のミュージシャンが愛用しているマーチンの大定番モデルです。大定番ではあるものの値段はとても高いので、一般人には中々手を出しにくい憧れの一台でもあります。

パワフルで煌びやかなサウンドが特徴で、ジャンルやスタイルを問わない汎用性の高さが特徴です。

Gibson / Fomula 1S

詳細情報

情報源

説明

1996年後半に当時のGibson社が「サテン仕上げのギターに対する市場の反応」を確かめるために限定生産した、いわばプロトタイプです。

このFormula 1SはJ-45をベースに製作されているものの、ブリッジやチューナーなどの部品は別のものが使われています。

同時期にFormula 1LというJ-30をベースにしたモデルもリリースされましたが、どちらも50〜75本ほどしか生産されなかったことや、その後Formulaモデルが正式なラインナップに載ることもなかったため、非常に希少なモデルとなっています。

Aria / SB-10G Guitar Banjo

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6弦仕様である点や、REMO社製のヘッドが採用されていることから「ARIA SB-10G」だとわかります。

説明

「Aria Pro II シリーズ」で有名な日本の楽器メーカー「荒井貿易株式会社」が製造・販売する6弦仕様のバンジョーです。

4弦か5弦が多いバンジョー製品の中では珍しく6弦仕様となっており、ギターと同じチューニング及び使用感で演奏できるのが特徴です。

弦についてもアコースティックギター用の弦を採用しているため、ラインナップの少ないバンジョー専用弦に悩まされることもありません(出荷時弦のゲージ:0.12, 0.16, 0.24, 0.32, 0.42, 0.53)。

ギター・ベース用アンプ / エフェクター

アンプシミュレーター系

LINE 6 / POD HD

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かつてリットーミュージックから販売されていた「ボカロPのDTMテクニック100」という書籍に、POD HDを使っているとの記載があります(本書は絶版かつプレミア値)。

説明

アメリカの音響機器メーカー「LINE6」が世界に誇る人気アンプシミュレーター「PODシリーズ」から、2010年にリリースされたモデルです。

先代の「POD X3」まではモデリングアンプ数やエフェクト数を増やしに増やし続けるというような汎用性を高める路線でしたが、「POD HD」は汎用性よりも質の高さを重視する設計となっています1設計思想が変わったためか、本機種からナンバリングが廃止された。

収録されたアンプモデルはギター用が主軸になっており、数は「POD X3」の106種(ギター:78種、ベース:28種)から30種2ベース用は「Ampeg / B-15NF Portaflex」をモデリングした「Flip top」1種類のみ。マイクプリアンプは「Requisite Y7」をモデリングした「Vintage Pre」一種のみ。へ、キャビネット数も46種(ギター:24、ベース:22)から17種へと大幅に減っています。ただ、エフェクトについては98種から109種へと増えています。

リリースは2010年とかなり前ですが、後継のPODシリーズがフロアタイプのみの販売となったこともあり、2022年現在でもDTMなど宅録ユーザーの間では「POD X3」と並んで需要があるモデルです。

ピアノ・シンセサイザー

KORG / TRITON Extreme

詳細情報

情報源

PCモニターの前に設置されています。

説明

KORGが1999年から2006年まで展開していたワークステーションシンセサイザー「TRITON シリーズ」の一つとして、2004年にリリースされたモデルです。

新たなPCM音源に加え、従来の別売りPCM音源拡張ボード「EXB-PCM」シリーズに収録されていたPCMのほぼすべてを本体に内蔵したことや、ワークステーションシンセサイザー初となる本物の真空管を搭載したことなどから、大きな反響を呼びました。

また、アニメ「けいおん!」に登場する琴吹紬が使用していたことでも有名です。

2019年12月26日にはTRITON発売20周年を記念して、本機をソフトウェア上で再現したMac・Windows 用のソフトウェア音源「KORG Collection – TRITON / TRITON Extreme」がリリースされました。

ROLAND/ JUNO-DS61

詳細情報

情報源

40mPさんがコンポーザーを務める音楽ユニット「CLOUDY CRY」のMVにて使用が確認できます。

説明

2015年にリリースされた、高校生からプロまで人を選ばず人気の定番デジタルシンセサイザー「JUNO-DS」の61鍵モデルです。

「簡単!」「軽い!」「音がイイ!」をコンセプトに設計されており、移動やセッティングの機会が多いバンドのキーボーディストを中心に大人気となっています。学生が背負っているキーボードはほぼ確実に本機と言っても過言ではないレベルです。

また、本機にはUSBオーディオ・MIDIインターフェース機能が搭載されているので、USBケーブル一本でPCと繋ぐだけで演奏を録音可能です。それだけでなく、「MIDI コントローラーモード」という本機をMIDIキーボードとして使えるモードがあるので、内蔵音源以外のソフト音源も演奏・録音することができます。

これらの特徴から、ライブパフォーマンスだけでなく、DAWを使った音楽制作でも非常に活躍します。

CASIO / SA-46(現行:SA-50)

詳細情報

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40mP氏のお子様が本機を弾いている様子が確認できます。

説明

かつてCASIOから販売されていた、32ミニ鍵盤搭載の大人気ポータブルキーボードです。

本物の楽器からサンプリングした100音色を内蔵していること、単3形乾電池×6本で駆動すること、ステレオスピーカー(0.5W+0.5W)を内蔵しているといった汎用性の高さから、子供用のピアノとしてだけでなくレコーディングスタジオでの音取りにもよく使われていました。

ちなみに本製品はMIDIに対応していないため、MIDIキーボード代わりには使えませんのでご注意ください。

惜しまれつつも2021年秋頃に生産完了となりましたが、2022年6月に後継機となる「SA-50」が発売されることが明らかになりました。新たにメトロノーム機能やトランスポーズ機能が搭載されています。

ソフトウェア音源

マルチ音源・バンドル

Native Instruments / KOMPLETE 13

Instruments Bundle by Native Instruments
詳細情報

情報源

インストゥルメントトラックに「Massive」の文字が確認できます。単品購入も可能ですが非常に割高なので、恐らくはバンドルで所有しているものと見られます。

説明

音楽制作に必要なあらゆるサウンドを全て備えた業界標準の総合音源です。このバンドルとDAWだけで曲を作っているプロもいるほどです。

収録されている音源やエフェクトの数によってグレードが分けられているので、予算に合わせて選ぶとよいでしょう(後から上位版へアップグレードが可能です)。

ちなみに無印版には、68個のインストゥルメント&エフェクトに、24種類のExpansions(サンプルパック)という、合計で35,000以上のサウンドが収録されています。

ギター・ベース

AMPLE SOUND / Ample Guitar SC III

詳細情報

情報源

下記動画に本製品のUIが映っています(一番上)。

説明

「Ample Guitar SC III」は、中国のソフトウェア音源メーカー「AMPLE SOUND」が展開する大人気ギター音源「Ample Guitar シリーズ」のストラトキャスター音源です。

本シリーズはサンプリングされた楽器のモデルごとにラインナップがあるのが特徴で、この「Ample Guitar SC III」は「Fender Stratocaster 50th Anniversary Guitar」がサンプリングされています。

各弦0(開放)〜22フレットまでを、3種類のサウンド(Neck/Neck+Middle/Middle+Bridge のブレンド)で演奏可能です。

収録アーティキュレーションや機能はシリーズ共通なので、一度使い方を覚えれば他のモデル(Ample Guitar音源)もスムーズに導入・使用可能です。

AMPLE SOUND / Ample Guitar TC III

詳細情報

情報源

下記動画に本製品のUIが映っています(上から2つ目)。

説明

「Ample Guitar TC III」は、中国のソフトウェア音源メーカー「AMPLE SOUND」が展開する大人気ギター音源「Ample Guitar シリーズ」のテレキャスター音源です。

本シリーズはサンプリングされた楽器のモデルごとにラインナップがあるのが特徴で、この「Ample Guitar TC III」は「Fender Custom Shop / Master Built Series Telecaster by John English」がサンプリングされています。

各弦0(開放)〜22フレットまでを、2種類のサウンド(Neck/Bridge)で演奏可能です。

収録アーティキュレーションや機能はシリーズ共通なので、一度使い方を覚えれば他のモデル(Ample Guitar音源)もスムーズに導入・使用可能です。

AMPLE SOUND / Ample Bass J III

詳細情報

情報源

下記動画に本製品のUIが映っています(上から2つ目)。

説明

「Ample Bass J III」は、中国のソフトウェア音源メーカー「AMPLE SOUND」が展開する大人気ベース音源「Ample Bass シリーズ」の4弦ベース音源です。

本シリーズはサンプリングされた楽器のモデルごとにラインナップがあるのが特徴で、この「Ample Bass J III」は「Fender Custom Shop / Master Built Series Jazz Bass by John English」がサンプリングされています。

各弦0(開放)〜20フレットまでを、指弾きのクリーンサウンドで演奏可能です。

収録アーティキュレーションや機能はシリーズ共通なので、一度使い方を覚えれば他のモデル(Ample Bass音源)もスムーズに導入・使用可能です。

AMPLE SOUND / Ample Bass P III

詳細情報

情報源

下記動画に本製品のUIが映っています(上から三つ目)。

説明

「Ample Bass P III」は、中国のソフトウェア音源メーカー「AMPLE SOUND」が展開する大人気ベース音源「Ample Bass シリーズ」の4弦ベース音源です。

本シリーズはサンプリングされた楽器のモデルごとにラインナップがあるのが特徴で、この「Ample Bass P III」は「Fender / Precision Bass(型番不明)」がサンプリングされています。

各弦0(開放)〜22フレットまでを、指弾きのクリーンサウンドで演奏可能です。

収録アーティキュレーションや機能はシリーズ共通なので、一度使い方を覚えれば他のモデル(Ample Bass音源)もスムーズに導入・使用可能です。

SPECTRASONICS / Trilian

詳細情報

情報源

説明

アメリカのソフトウェアメーカー「SPECTRASONICS」が販売する総合ベース音源です。

アコースティックベース、エレキベース、シンセベースといったあらゆるベース楽器を収録しており、汎用性の高いベース音源として高い評価を得ています。

プロの間でも使用者が多く、コストパフォーマンスの良さと音質の優れ具合から、迷ったらこれを買っておけと言われる事も多いです。

また、このソフトは、同社が販売しているシンセサイザー音源「Omnisphere」と連携することが可能です。

ピアノ・キーボード

SYNTHOGY / Ivory II Grand Pianos

詳細情報

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説明

ピアノ音源に特化したソフトメーカー「SYNTHOGY」のグランドピアノ音源「Ivory Grand Pianos II」です。

本製品には「Bosendorfer 290 Imperial Grand」「German Steinway D9 Concert Grand」「Yamaha C7 Grand」の3台の超有名グランドピアノが収録されています。

リアルなサウンドが非常に高く評価されており、プロにも使用者が多い音源です。打鍵音もしっかり鳴るため、インストゥルメント楽曲やピアノを目立たせたい楽曲であれば問題ありませんが、ポップス等の楽曲に取り入れる際はピアノトラックだけ浮いてしまわないようミックスに注意が必要です。

オーケストラ

EAST WEST / Symphonic Orchestra Platinum Plus Complete

詳細情報

情報源

説明

オーケストラ音源を中心としたソフト音源を開発している「East West」社の、定番オーケストラ総合音源です。

ライブラリは、STRING・WOODWINDS・BRASS・PERCUSSIONの4セクションに分けられており、それぞれに豊富なサウンドパッチが用意されています。これにより、小規模・中規模・大規模といった様々な編成スタイルに対応しています。

肝心のサウンドに関しても、他社製品によくありがちな、ライブラリ間のピッチや位相の差異がほぼ存在せず、大編成で使っても違和感のないまとまりのあるサウンドになると評判です。

ただ、発売から時間が経っていることや、同社から「Hollywood Orchestra」という新たなオーケストラ音源が発売されたことにより現在はあまり名前を聞かなくなりました。もし予算が許すのであれば「Hollywood Orchestra」の方がおすすめです。

BEST SERVICE / CHRIS HEIN HORNS PRO COMPLETE

詳細情報

情報源

かつてリットーミュージックから販売されていた「ボカロPのDTMテクニック100」という書籍に、本製品を使っているとの記載があります(本書は絶版かつプレミア値)。

説明

ドイツのサンプリングライブラリ制作会社「BEST SERVICE」が開発・販売しているKONTAKT専用ブラス&ウッドウィンド音源です。

本ライブラリには金管と木管合わせて54個のソロ・インストゥルメントと、32個のセクション・インストゥルメントが収録されている他、各インストゥルメントには最大で38種のアーティキュレーションが搭載されています。

ジャズやポップス、オーケストラに至るまで、多彩なジャンルに対応可能です。

ちなみに、収録セクションインストゥルメントやアーティキュレーションが少ない「CHRIS HEIN HORNS COMPACT」という廉価版も併売されていますので、予算や用途に応じて選択可能です。

ドラム・パーカッション

FXPANSION / BFD3

詳細情報

情報源

BFD3のUIが映っています。

説明

ロンドンに拠点を置く音楽系ソフトウェアメーカー「FXPANSION」が販売しているアコースティックドラム音源です。

音のリアルさと音作りの幅の広さに定評があるのですが、その反面初心者にとっては少し扱いづらい音源となっています。ドラムの音にこだわりたい人にお勧めです。

XLN AUDIO / Addictive Drums 2

詳細情報

情報源

「AD=Addictive Drums」です。

説明

値段が安いこと、即戦力級のプリセットが豊富なこと、UIが視覚的にわかりやすい等の点から、初心者にもオススメの定番ドラム音源です。

全部で7つの商品形態が存在しますが、コスパの良さで言えば「Custom」か「Custom XL」がオススメです。「Custom」はADpak・MIDIpak・Kitpiece Pak を任意に3つずつ選択可能で、XLの方は6つずつ選択可能なパッケージです。

  • ADpak:ドラムセットのこと。ジャンル別に分けられていますので、自分の作りたいジャンル適したパックを選びましょう。 
  • MIDIpak:プロドラマーによって作られたMIDIデータが収録されたパック。ADpak同様各ジャンルに特化しているものが多いです。
  • KitpiecePak:キットパーツ(スネア、バスドラム単体など)を追加するパック。民族楽器(カホン)などもあります。

ボーカル音源

CRYPTON / 初音ミク V2(現行:V4X)

詳細情報

情報源

説明

言わずと知れた大人気ボーカロイド音源「初音ミク」の初代ライブラリです。2022年5月時点での最新バージョンは「V4X」及び「NT」です。

「初音ミクV2」は2021年7月現在も、クリプトンの公式オンラインショップで購入可能ですが、現行の最新ボーカロイドエディターソフト「VOCALOID 5」は「初音ミクV2」を含む「VOCALOID 2 音源ライブラリ」の読み込みに対応していません。

対応しているソフトで2021年7月現在も入手可能なのは、クリプトン社のV4Xライブラリに付属する「Piapro Studio」のみです。従って、本ライブラリだけでは使えませんのでご注意ください。

CRYPTON / MEGURINE LUKA V4X 巡音ルカ V4X

詳細情報

情報源

説明

声優「浅川悠」さんの音声を基に作られた「VOCALOID 4」音源です。大人っぽい声が特徴でR&Bなどの落ち着いた楽曲に向いています。

標準で英語のデータベースも搭載されていますので、追加で英語ライブラリを購入する必要がないにもかかわらず、クリプトン製ボカロライブラリの中では一番安価となっています。

INTERNET / VOCALOID4 Library Megpoid V4

詳細情報

情報源

「キリトリセン」をはじめとした複数の楽曲で使用されています。

説明

日本の音楽制作ソフト開発会社「INTERNET(インターネット)」から販売されている、声優・歌手の「中島愛」さんの音声を基に作成された「VOCALOID4」音源です。

クリプトン社のライブラリと違って単体購入では使用できず、別途クリプトン社製品に付属する「Piapro Studio」か、YAMAHA公式サイトで販売されている「VOCALOID 5」が必要です。

1st PLACE / IA DUO PACKAGE

詳細情報

情報源

「出口のない空」という曲でIAが使われています。

説明

ゲーム「AIR」の主題歌「鳥の詩」のボーカルとしても有名な「Lia」の声を元に作成された「VOCALOID 3」エンジンの歌声ライブラリです。

オリジナルの「IA -ARIA ON THE PLANETES-」と、よりパワフルな声色の追加ライブラリ「IA ROCKS」、そしてこれらをバンドルしたお得パッケージの3形態で販売されています。

クリプトン社のライブラリと違って単体購入では使用できず、別途クリプトン社製品に付属する「Piapro Studio」か、YAMAHA公式サイトで販売されている「VOCALOID 5」が必要です。

AHS / VOCALOID4 結月ゆかり コンプリート 純・穏・凛

詳細情報

情報源

「のんびり彼氏とおてんば彼女」という楽曲で、初音ミクと共に使われています。

説明

ボカロP集団「VOCALOMAKETS」の監修の下で株式会社AHSが開発した、「VOCALOID 4」エンジンの歌声ライブラリです。女性声優の石黒千尋さんの声を元に作成されています。

ライブラリとしては、ポップスだけでなくジャズやローテンポの曲にも対応する「純」、結月ゆかりが持つ独特な吐息成分を活かしたウィスパーボイスの「穏」、ロックやテクノなどに適したメリハリのあるパワーボイスの「凛」といった3種類が販売されています。

これらは個別購入も可能ですが、全てを同梱した「VOCALOID4 結月ゆかり コンプリート 純・穏・凛」も併せて販売されています。

注意としては、本製品はあくまでライブラリなので、別途クリプトン社製品に付属する「Piapro Studio」か、YAMAHA公式サイトで販売されている「VOCALOID 5」が必要です。

AHS / VOICEROID+ 結月ゆかり(現行:VOICEROID2 結月ゆかり)

詳細情報

情報源

「ハートブレイク・ヘッドライン」という楽曲の冒頭に、結月ゆかりによる語りパートがあります。本楽曲の公開日は2012年6月29日なので、2011年12月22日に発売された初代「VOICEROID+ 結月ゆかり」だとわかります。

説明

「VOICEROID+ 結月ゆかり」は、ボカロP集団「VOCALOMAKETS」の監修の下で株式会社AHSが開発し、2011年12月22日にリリースされたVOICEROID(読み上げ用音声合成ソフト)です。VOCALOIDライブラリと同じく、女性声優の石黒千尋さんの声を元に作成されています。

VOICEROIDは、歌声に特化したVOCALOIDでは難しい「話し言葉」を作成するのに適しており、Youtubeやニコニコ動画のゲーム実況やナレーションでよく使われています。

2017年6月9日にはメジャーアップデート版として「VOICEROID2 結月ゆかり」がリリースされました。変更点としては、各音声ボイスと文字の入力編集を行うエディター部が完全に独立したエディター方式を採用したことや、喜び、悲しみ、怒りなどのパラメーターを操作することで感情表現が可能となったことが挙げられます(VOICEROID2 共通)。

ソフトウェアプラグイン

バンドル

WAVES / Gold Bundle

詳細情報

情報源

説明

「Waves Gold」は、作曲初心者に最適な「Silver Bundle」に、V-SeriesやTune LTをはじめとした26種類のプラグインを追加し、本格的なミックス処理・マスタリングを可能にしたベストセラー・バンドルです。

ミックスに必要な定番プラグインの他、ピッチ補正ソフト「Tune LT」や、マスタリングで活躍する「V-EQ、V-Comp」をはじめとした「V-Series」プラグインなど、全部で42種類のプラグインを収録しています。

Wavesバンドルシリーズの中で最もコストパフォーマンスが良いと言われており、上位バンドル「Platinum」と人気を二分しています。

ダイナミクス系

PSP Audioware / Vintage Warmer(現行:2)

詳細情報

情報源

かつてリットーミュージックから販売されていた「ボカロPのDTMテクニック100」という書籍に、本製品を使っているとの記載があります(本書は絶版かつプレミア値)。

説明

ポーランドのオーディオプラグインメーカー「PSP Audioware」社が2002年にリリースした、シングル/マルチバンドのコンプレッサー/リミッター及びテープシミュレータープラグインです。

PSP AUDIOWARE社の独自技術「FAT(Frequency Authentication Technique)」による、アナログヴィンテージハードウェアの質感の再現精度が高く評価されています。

販売後間もなく世界中で大ヒットを記録し、定番ミキシング・マスタリングツールとしての地位を確立しました。2007年にはメジャーアップデートとなる「Vintage Warmer2」がリリースされ、2022年現在に至るまでベストセラーであり続けています。

A.O.M.Plugin / Invisible Limiter

詳細情報

情報源

かつてリットーミュージックから販売されていた「ボカロPのDTMテクニック100」という書籍に、本製品を使っているとの記載があります(本書は絶版かつプレミア値)。

説明

東京に拠点を置くプラグイン開発メーカー「A.O.M Plugin」のマスタリング向けリミッター・マキシマイザーです。

元の音をできるだけ変えないように設計されているため、自然な形で音割れを防ぎつつ音圧を上げてくれると評判のプラグインです。

ボーカル補正

ANTARES / Auto-Tune Pro

詳細情報

情報源

説明

アメリカのAntares Audio Technologies社が開発したピッチ補正ソフトです。1997年に発売された本製品はピッチ補正ソフトの先駆けであり、現在に至るまで業界標準としての地位を確かなものにしています。

本来の目的である音声補正よりも、いわゆるケロケロボイスを作るためのエフェクターとしての知名度の方が高く、日本のアーティストではPerfumeの「ポリリズム」という曲で使われています。

ちなみにAuto-Tuneのグレードは全部で4つ存在しますが、最上位のProでないとオーディオデータを線状化して編集する「グラフモード」や、キーとスケールを自動で検出する機能(Auto-Key)が使えないため、買うならPro一択だと思います。

Pro以下のグレードは補正機能がほぼ省略されており、ケロケロボイスを作るためのエフェクターとしての側面が強いです。

「安価なピッチ補正ソフトを探しているが、ケロケロボイスは別に要らない」という方は、Melodyneの購入をお勧めいたします。

その他

MACKIE / BIG KNOB (現行:Big Knob Studio+)

詳細情報

情報源

マイクスタンドの根元辺りに本機が置いてあります。

説明

アメリカの音響機器メーカー「MACKIE」社から2005年にリリースされた、定番のモニターコントローラーです。入力としては同時に最大4つまでの音源を、出力はスタジオモニターを3セットまでとヘッドフォンを2つまで接続可能です。

これらは全て個別にモニターが可能なほか、本体に搭載されている切り替えスイッチで簡単に切り替え可能です。

2017年には本機のリニューアルが発表され、新たに「New Big Knobシリーズ」として3種類のモデル(Big Knob Passive・Big Knob Studio・Big Knob Studio+)がラインナップとして登場しました。

本機の後継機としては「Big Knob Studio+」が該当します。基本設計はそのままに、新たに192kHz/24Bit仕様のUSBオーディオインターフェイス機能や、コンデンサーマイク用のファンタム電源が供給可能なOnyxマイクプリアンプを2ch装備したことで、モニターコントロールだけでなくレコーディング用途でも活躍できるようになりました。

おすすめの1曲

海想列車/湊あくあ(提供:40mP)

備考:40mPさんのインタビューが掲載されている書籍

ボカロPで生きていく 40mPのボーカロイド活動日誌

40mPさんがボカロになる前から現在に至るまでの軌跡が綴られたコミックエッセイです。40mPさんに興味がある方だけでなく、ボカロPになりたいという方にもおススメできる一冊です。

40mP アイキャッチ

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