- 真空管ライクなドライブサウンド
- 頑丈な設計
- 低域が物足りない
1995年3月に発売されてから今日に至るまで、世界中のギタープレイヤーから圧倒的な支持を集め続けているオーバードライブペダルです。BOSSブランドを代表するペダルの一つでもあります。
メリット
真空管ライクなドライブサウンド
BD-2は、フェンダー社のツイードアンプ1フェンダー社の黎明期(1950〜60年代)に製造されたアンプの総称。当時の旅行カバンにもよく使われていたツイードという素材を外装に使用していることから、ツイードアンプという名前がついた。の歪み回路を参考にして開発されたと言われています。
ブルージーな雰囲気の溢れた倍音豊かなサウンドが特徴で、特にシングルコイルを搭載したストラトキャスターやテレキャスターとの相性が非常に良いです。
また、歪みの可変域が広いことに加え、ノイズを軽減するディスクリート構成で回路が組まれていることから、他のエフェクターと併用してクリーンブースターとして使うことも可能です。
頑丈な設計
BD-2に限らず、BOSSブランドのコンパクトエフェクター全てに共通する特徴として非常に頑丈という点が挙げられます。
どのくらい頑丈かと言えば、トヨタのランドクルーザーで轢いても壊れないレベルです。なので、ライブで気分が盛り上がった際に思いっきり踏みつけたぐらいじゃ全然壊れません。
ちなみに、2021年時点でBOSSのギター/ベース用エフェクターの世界累計販売台数は1,700万台を突破しており、世界中のユーザーから信頼されているという実績があります。
デメリット
低域が物足りない
BD-2は、中高域の主張に対して低音が弱いという声が多いです。シングルコイルのギターなら問題ないどころか、ネックPUと合わせることで素晴らしいサウンドが得られるものの、ハムバッカーのギターだと音が暗く感じられる可能性があります。
ただこの点に関しては、アンプ側で都度調整すれば対応できる範囲ですので、さほど気にする必要はないでしょう。また、この低域の弱さを克服したモディファイ品が多数存在している上に、2014年9月には本家BOSSから「BD-2W」というモディファイ(アップデート)モデルが販売されています。