「ヴィラン」や「デビル」といったボカロ楽曲や、「ギラギラ / Ado」の楽曲提供者として有名な人気ボカロP「てにをは」氏の使用機材についてまとめました。
筆者による各機材のレビューもございますので、併せて参考にしてだければ幸いです。
PC環境
Apple / iMac 27-inch Intelモデル
詳細情報
情報源
下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。
【GiGS3月号/1月27日発売】
— GiGSmagazine (@GiGS_Official) January 25, 2022
💻DTM特集 クリエイター紹介4⃣
さらに…てにをはさんもご登場🌟#Ado さんへ提供した「ギラギラ」の制作背景はもちろん、普段から愛用しているDTM機材について解説していただきました👀https://t.co/UEGvKYVH6m pic.twitter.com/8zuS4TEX1d
説明
Appleのディスプレイ一体型デスクトップPCです。詳しいスペックや型番は不明だったので、本項ではDTMをする際に要求されるPCスペックの目安を記載するにとどめます。
- CPU:最新世代 Core i5 / Ryzen 5 / Apple M1以上
- メモリ:16GB以上(生音中心なら8GBでも可)
- ストレージ:SSD512GB以上(サブストレージとしてならHDDもあり)
DAW
Steinberg / Cubase Pro 12
詳細情報
情報源
「VOCALOID4 Editor for Cubase1Cubase上でのみ動作するボーカロイドエディターソフト(生産完了品)。」が同梱された「v flower」を購入していることから、Cubaseを使っているとわかります(現在は生産終了)。
v flowerがパーティに加わった。さてどんな曲を歌ってもらおうか pic.twitter.com/Deeu3KqcyF
— てにをは (@edogawa_sampo) April 22, 2018
説明
国内シェアNo. 1の大定番DAWです。詳しくは以下の記事で解説しています。
オーディオインターフェイス
Universal Audio / Apollo X8 Heritage Edition
詳細情報
情報源
下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。
下記画像だけでは「Apollo xシリーズ」のどれかまでは判別がつきませんが、最もオールマイティな機能性を誇る「X8」の可能性が高いと思います(X6、X8pの可能性もあり)。
【GiGS3月号/1月27日発売】
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さらに…てにをはさんもご登場🌟#Ado さんへ提供した「ギラギラ」の制作背景はもちろん、普段から愛用しているDTM機材について解説していただきました👀https://t.co/UEGvKYVH6m pic.twitter.com/8zuS4TEX1d
説明
オーディオ録音ハード/ソフトウェアを開発しているアメリカの老舗企業「UNIVERSAL AUDIO」が、2018年から展開しているハイエンド・オーディオI/Fシリーズ「第3世代 Apollo X」。
その中で最もオールマイティな構成を有しているのが「Apollo X8」です。入出力は18in/24out、Unisonマイクプリアンプの数は4基となっており、宅録から小規模スタジオ・レコーディングまで、さまざまなシチュエーションに対応できるのが特徴です。
ちなみに「Apollo X」シリーズには「X6・X8・X8p・X16」の全4製品がラインナップされていますが、これらの主な違いは、入出力の数、Unison対応マイクプリアンプの数(x16のみUnison機能非対応)、サラウンドシステムの仕様などで、その他の主な仕様(機能)は一緒です。
RME / Babyface Pro FS
詳細情報
情報源
下記ツイートの添付写真を見ると、スピーカーの上に本機が置いてあるのがわかります。
【GiGS3月号/1月27日発売】
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説明
ヘッドフォン・スピーカー
AKG / K712 PRO
詳細情報
情報源
下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。特徴的なオレンジ色のアジャスターが搭載されていることから、「K712 PRO」だとわかります。
【GiGS3月号/1月27日発売】
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説明
AKGが販売している大定番の開放型モニターヘッドフォンです。原音を忠実に再現する性能はもちろん、長時間の使用でも頭が痛くなりにくい優れた装着感が高い評価を得ています。
2014年に「K812」というハイエンドモデルが登場するまでは、長い間「Kシリーズ」のフラッグシップに位置していたこともあり、プロを中心に愛用者が多いモデルです。
YAMAHA / MSP3(現行:MSP3A)
詳細情報
情報源
下記ツイートの添付写真を見ると、iMacの右下に置いてあるのがわかります。上に載せてあるBabyface Pro FSより少しだけ横幅が長いサイズであること、そしてバスレフポートが前面に搭載されていることから「YAMAHA / MSP3」だとわかります。
【GiGS3月号/1月27日発売】
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説明
ADAM AUDIO / S2V
詳細情報
情報源
下記ツイートの添付写真(2枚目左側)を見ると、奥側に本製品が置いてあるのがわかります。手前に置いてある「MSP3」よりも少しだけ大きいので、7インチモデルの「SV2」の可能性が高いです。
【GiGS3月号/1月27日発売】
— GiGSmagazine (@GiGS_Official) January 25, 2022
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さらに…てにをはさんもご登場🌟#Ado さんへ提供した「ギラギラ」の制作背景はもちろん、普段から愛用しているDTM機材について解説していただきました👀https://t.co/UEGvKYVH6m pic.twitter.com/8zuS4TEX1d
説明
ADAM AUDIOが2017年3月から販売を開始したフラッグシップモニター「S シリーズ」の、7インチ・2WAYパワードモニターです。
Sシリーズの中で最もコンパクトなサイズではありますが、特別に設計された100WのA/B級アンプで駆動するS-ART2Stringent Accelerating Ribbon Technologyの略。従来のX-ARTツィーターと素材及び仕様は一緒だが、製造工程の精度や工場出荷後のテストがより厳しく(Stringent)チェックされているため、製品個体差が少なくなっている。ツイーターと、350WのD級アンプで駆動するウーファーという異なる駆動方式の組み合わせにより、小音量から大音量まで歪みのないサウンドを実現できます。
このように、本製品は高精度な周波数特性とバランスのとれたシャープな音像定位を有しており、繊細な音のディテールまで再現することが可能です。従って、高いクオリティが求められるレコーディングスタジオ(あるいは防音設備の整った自宅)に最適なモデルとなっています。
ADAM AUDIO / S1X
詳細情報
情報源
ツィーターの形状などから「ADAM AUDIO /S1X」だとわかります。現行のADAM AUDIO製モニタースピーカーは、ツィーターの形状が円形でなく四角形になっている。
「先日ネットで買っていただいた妖怪フィギュアです、、。ADAMの音をさらに向上させるところだけは決して覗かないでくださいまし」 pic.twitter.com/3VbRg5JCwo
— てにをは (@edogawa_sampo) January 30, 2021
説明
かつてADAM AUDIOが展開していたフラッグシップモニター「SX シリーズ」の、6インチ・2WAYパワードモニターです。
SXシリーズの中で最もコンパクトなサイズではありますが、特別に設計された50WのA/B級アンプで駆動するX-ART3ADAM AUDIOが独自開発した技術。eXtended Accelerating Ribbon Technologyの略。ダイヤフラムを蛇腹のように折り畳むことで、一般的なドーム型のツィーターと比べると空気振動の効率が約4倍にもなっている。ツイーター、200WのPWM(Pulse Width Modulation)方式で駆動するウーファーといった、フラッグシップらしいスペックをきちんと有しています。
2017年3月からは後継シリーズとして、ほぼ全てのパーツを新開発のものにブラッシュアップした「Sシリーズ」が展開されています。しかし最小モデルが7インチ(S2V)となっているため、厳密な同サイズのモデルは存在しません。
マイク
NEUMANN / U87Ai
詳細情報
情報源
下記ツイートの添付写真に本製品が写っています。マイクやショックマウントの形状、グリップ下部に見える紫色のマークから「U87Ai」だとわかります。
【GiGS3月号/1月27日発売】
— GiGSmagazine (@GiGS_Official) January 25, 2022
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さらに…てにをはさんもご登場🌟#Ado さんへ提供した「ギラギラ」の制作背景はもちろん、普段から愛用しているDTM機材について解説していただきました👀https://t.co/UEGvKYVH6m pic.twitter.com/8zuS4TEX1d
説明
NEUMANN / TLM102 NICKEL
詳細情報
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Youtubeチャンネルの登録者数が5万人越えてました。ので、みんなありがとうという気分を込めた動画を勢いで撮りました。ありがとう。今後とも御贔屓に。https://t.co/bmHKaAc70j pic.twitter.com/sSRlIaOPiq
— てにをは (@edogawa_sampo) May 12, 2020
説明
ハイエンド音響機器メーカー「ノイマン」の、スッキリとしたサウンドが特徴の単一指向性コンデンサーマイクです。
グリル内にポップスクリーンを内蔵しており、ポップノイズを抑制してくれます。
144dBもの最大入力音圧レベルを活かして、ナレーションやボーカルはもちろんドラムなどの楽器にも適しています。
ギター・ベース
Fender / Telecaster
詳細情報
情報源
型番は不明ですが、現行ラインナップの中で最も見た目が似ているのは「MADE IN JAPAN HYBRID II TELECASTER VINTAGE NATURAL」でした。
先月の宮下遊くんのワンマンライブにゲスト出演した時のお写真です。赤いてにと青いてに。 pic.twitter.com/TYu3jXLNyj
— てにをは (@edogawa_sampo) June 7, 2019
説明
かつてのフェンダージャパンブランドの系譜を継ぐ「Made in Japan Hybrid Series II」のテレキャスターです。
ヴィンテージ感溢れる見た目でありながら、新設計のPUやCシェイプといった現代的なスペックを有している、まさにハイブリッドなモデルとなっています。
本製品を含め、「Made in Japan Hybrid Series II」は日本製らしい精巧な造りが高く評価されており、プロのギタリストにも使用者が多いです。
GiGS 2022年 3月号 / アコースティックギター
詳細情報
説明
本書にて、所有しているアコースティックギターのメーカーと年式について記載されています。
ソフトウェア音源
ドラム・パーカッション
FXPANSION / BFD3
詳細情報
情報源
AD2は気になるけど去年ADを新PCに移す段階で色々あって使えなくなってしまったので大人しくBFD3に行こうと思う
— てにをは (@edogawa_sampo) May 12, 2014
説明
GiGS 2022年 3月号 / ドラム音源4種
詳細情報
説明
本書籍に掲載されている「てにをは」氏のインタビュー記事にて、てにをは氏が使っている4種類のドラム音源が記載されています。
ボーカル音源
GYNOID / VOCALOID4 Library v4 flower 単体版
詳細情報
情報源
v flowerがパーティに加わった。さてどんな曲を歌ってもらおうか pic.twitter.com/Deeu3KqcyF
— てにをは (@edogawa_sampo) April 22, 2018
説明
CRYPTON / 初音ミク V4X
詳細情報
CRYPTON / 鏡音リン・レン V4X バンドル
詳細情報
情報源
「⑨」という楽曲で本ライブラリが使用されています。
説明
声優「下田麻美」さんの声を元に作成された人気ボカロライブラリ「鏡音リン・レン」の「VOCALOID 4」音源です。日本語音声だけの無印版と、英語音声も同梱されたバンドル版の2種類が販売されています。
女性の「リン」と、男性の「レン」という得意な音域や雰囲気の異なった2つの歌声が収録されているため、楽曲によって使い分けることが可能です。
付属のボーカルエディターソフト「Piapro Studio」はDAWのプラグイン(VST/AU対応)として起動することができるので、非常にシームレスな作業が可能です。
INTERNET / VOCALOID4 Library Megpoid V4
詳細情報
情報源
「髄まで愛して」という楽曲で本ライブラリが使用されています。
説明
THINKR / KAMITSUBAKI STUDIO 音楽的同位体 可不(KAFU)
詳細情報
情報源
「デビル」という楽曲で可不を使用しています。
説明
ソフトウェアプラグイン
バンドル
GiGS 2022年 3月号 / プラグインメーカー情報
詳細情報
説明
本書籍に掲載されている「てにをは」氏のインタビュー記事にて、てにをは氏がよく使っているプラグインメーカーについて言及されています(製品名の記載はなし)。
小説家としても活躍
てにをは氏は音楽家として活躍される一方で、小説家としても複数の書籍を執筆されています。
ご自身のボカロ楽曲「古書屋敷殺人事件」を題材にした「女学生探偵シリーズ」や、「またころシリーズ」などのミステリー小説が有名です。