- 声や楽器の音を正確に録音できる。
- 豊富なオプションによる汎用性の高さ。
- 業界標準なので、出先のスタジオにも置いてあることが多い。
- 高価。
ブランド | NEUMANN |
カテゴリ | コンデンサーマイク |
販売期間 | 1967年 ~ 現在 |
ユーザー | キタニタツヤ Caravan Palace 周防パトラ 須田景凪 sumika 田中秀和 てにをは 星野源 まふまふ 米津玄師 40mP Reol |
レコーディングスタジオには必ずと言っていいほど置いてある、世界中で大定番のハイエンド・コンデンサーマイクです。1967年に発売されて以降、マイナーチェンジを経ながら50年以上にわたって業界標準の位置を保持し続けています。
メリット
声や楽器の音を正確に捉えることができる
低域から中音域にかけた太いサウンドと、耳がキンキンならないよう調整されつつも抜けの良い高音域を併せ持ったバランスの良さが特徴的です。
一般的なコンデンサーマイクとは異なり、積極的な色付けを避けた設計となっており、声や楽器の持つ音をそのまま正確に捉えることができます。
豊富なオプションによる汎用性の高さ。
U87aiの本体には、3つの指向性パターン(無指向性/カーディオイド/双指向性)を切り替えるスイッチに加え、-10dBのPADスイッチとローカットフィルター・スイッチが搭載されています。
これらのオプションを調整することで、スピーチやボーカルのレコーディングだけでなく、アコギやピアノ等のアコースティック楽器、ドラムやギターアンプ等の大音量音源、そしてオーケストラのレコーディングに至るまで、幅広い用途に対応できます。
業界標準なので、出先のスタジオにも置いてあることが多い。
U87aiは、大体どのレコーディングスタジオにも導入されています。なので、いつもとは違うスタジオでレコーディングすることになっても、0からセッティングを考えたりする必要がありません。マイク版のMDR-CD900STみたいなもんですね。
どこに行っても使い慣れた機材があるというのは、安心感があります。
デメリット
高価。
こればっかりは仕方ないのですが、U87aiはプロ向けのコンデンサーマイクなので非常に高価です。本体だけで40万円ほどで、ほぼ必須とされている専用サスペンションホルダー「EA87」とU87aiがセットになった「U87AI STUDIO SET」は45万円ほどします。
個人で「歌ってみた」や音楽制作を嗜んでいる方にとっては、なかなか手の出しづらい価格帯であることは否めません。
ただ、U87aiは絶対値だけを見ると高価なのですが、Neumann社製コンデンサーマイクの中では比較的安価なモデルとなっています。むしろコスパ良いんじゃないかと思えてきます。